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2012年9月 1日 (土)

音楽劇「オリビアを聴きながら」フィナーレ

 ここで度々綴っていた音楽劇「オリビアを聴きながら」@青山円形劇場ですが、昨8月31日が楽日でした。私自身は、最初に取った切符は1公演だけだったのに、終わってみれば結局5回も見てしまいました。そして昨夜も劇場へ。千秋楽を見終えて、ちょっと虚脱状態に(^^;

 千秋楽の劇場の高揚感は大変なものでした。なんかもう、客席が「これが最後」ということもあってかとても反応が良くて、ちょっとした笑いのポイントでも大きな笑いが。。役者さんたちもとても楽しそうに見えたのは気のせいかしら。そして物語の後半、シリアスな部分へ入っていく・・そう「蒼夜曲 セレナーデ」が流れる頃あたりから客席のあちこちですすり泣きの音が。
 終盤、未来の希望を感じさせるところで歌われる「VOICE」が聞こえてきて、終わらないでほしい・・・まだ続いて欲しいと思いながら舞台を見つめていました。曲数さえ増やせば体力の続く限り何時間でもやっていられる音楽ライブと違って、筋書きのある芝居はそうはいかないとは分かっていても、本当に名残惜しかった。。

 カーテンコールで役者さんが呼び戻され、客席はスタンディングオベーションへ。そこに作・演出の横内謙介さんが入り、そのあと「オリビアを聴きながら」の曲とともに音楽監督の尾崎亜美さんが登場して場内の盛り上がりは最高潮に。マイクなしで挨拶を始めた亜美さん、再演にあたっての謝意を述べられた後に「役者さんてすごいよね、小学校のときしかピアノ弾いてなかった人(=小牧祥子さんのこと)がちゃんと弾けるようになるんだもん。でも、上手くならない人もいるけど(笑)。あのピアノでオリビア(を聴きながら)を歌える小牧さんはすごい!私だったらとても歌えない(笑)」と言って、主役の三木眞一郎さんにまさかの公開ダメ出し(微笑)。最後の最後に鬼監督?ぶりを発揮しておりましたが、こういう茶目っ気が亜美さんなんですよね。もちろん、フォローもされてましたよ。「あのオリビアは三木さんのもの。これからもずっと下手でいてください」って。あ、私見ですが初演よりは確実に上手くなってたと思います。
 続くカーテンコールに応えて再度みなさん舞台INして最後の挨拶をして、ついに打ち出しの時が。立ち去りがたい客席を後にしたのでした。

 役者さんの繰り出す芝居、ダンス、音楽、レコード盤を模した円形の舞台・・・全てが愛おしかったです。


 私は5回見たのですが、客席には私のようなリピーターが結構多いのに気づきました。本当に何度でも見たくなる劇で。。森田役の鈴木里沙さんの日替わり企画(趣味の設定)だけでなく、左千夫役の柳瀬大輔さんなんかもアドリブでちょっとずつセリフを変えてみたりとか、そういうところも含めてとっても楽しかったです。芝居はライブなんだなと実感しました。
 そして、この音楽劇のテーマの一つは「音楽の力」なのですが、ふだん音楽のフィールドにいる私(って聞いてるだけですが)にとっては、むしろ「芝居の力」を感じたのでした。ライブで聴きなれた亜美さんの曲も、芝居を通して聴くと感情の高ぶりとかが違うのですよね。私はもともと涙腺が堅固で、亜美さんのライブでも涙したことなどなかったのに、この劇では何度も涙目になりました。素晴らしい役者さん達にもめぐり合えたし。
 逆に芝居好きの方には亜美さんの曲の素晴らしさを感じていただけたのではと思います。劇中歌のCD作って物販で置いたら売れてたかも。。


 亜美さんも舞台挨拶で触れてましたが、再再演があるといいな。ブログライター会見でお世話になった横内さんともロビーで直接お話しできて、じかに再再演のリクエストを伝えました。この劇で描く理想(信念)と現実の狭間や、企業人の立場と一個人の葛藤、それを乗り越えていく力などは、普遍的なものだと思うから。
 叶うといいな。DVDも発売予定だけれど、生で見る迫力は格別ですし。。。また見たいです。


 舞台の様子は役者さん有志の「オリビアを聴きながら」フェイスブックで垣間見えますのでよろしければどうぞ。


【追記】
 公演は終わってしまいましたが、個人的に作成した観劇推しの特設ページに、劇中歌の紹介(収録CD情報など)と、全ての歌詞を掲載しました。よろしければご参考に。

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