ラ・フォル・ジュルネ音楽祭開幕
大型連休の東京の風物詩となったクラシックフェス、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭がきょう、東京国際フォーラムと隣接のよみうりホールを会場に開幕しました。なんだか音楽祭そのものが中止になったと思っている方もいらっしゃるようですが、「とどけ!音楽の力、広がれ!音楽の輪」というキャッチコピーのもと規模を縮小し公演プログラムを組みなおしながらも開催にこぎつけております。
というわけできのう(2日)の夕方、会場を下見してきました。
ガラス棟地下のチケットオフィスは既に営業を始めていました。ここで、キャンセル公演の払い戻しも受け付けていました。第1回の並外れた大行列を除けば大して混雑しないチケットオフィスですが、今年は払い戻しで行列ができるのかもしれません。
しかしこうしてみると何か足りない。。。そう、例年ならプレイベント期間から掲げられている音楽祭のタペストリーが、ないのです。今日以降の本祭ではどうなのでしょうか。。。
地上広場も変化があります。例年「ミュージックキオスク」が設置されている場所には大型ビジョンが。ここでは本家ナントの音楽祭の模様が放映されることになっています。
では、ミュージックキオスクはどこへ行ったかというと、A棟の隣(東京駅寄り)へ移動。例年なら「キオスク」の名のとおり、洒落た“あずまや”がしつらえられるのですが、今年は単にステージがあるだけになってますね。その代わりステージが広いので多彩な演奏が可能かも。
今年のラ・フォル・ジュルネは、国際フォーラムA棟、B棟のホールが震災の影響で使えなくなり、有料公演数がかなり減りました。しかも5000人収容のホールAが使えないので座席数ベースでは大幅減となってしまい、すでに大半の切符が売れてしまっています。この状況を打開するためか、例年、地下展示ホールでの無料コンサートは「有料公演のチケット(又は半券)」が無いと入場できない“サービスプログラム”扱いだったのですが、今年に限ってチケット不要の完全無料公演になってます。有料公演での名物企画だった「0歳からのコンサート」がこちらに移っているほか、有料公演の出演者も多数出るようなので、今年はチケットなしでもかなり楽しめそうです。完全入替え制とのことで、並ぶ覚悟は必要ですが(^^;
その展示ホールも、例年だと八角形のステージを椅子席が取り囲むように設置されてるのですが、今年はホールをフルに使って、前方にステージがある一般的な形に。その代わり、飲食コーナーは無さそうです。
あとは地上広場の雰囲気がどうなるか、ですね。例年なら前夜から盛り上がってる国際フォーラムですが、きのうは屋台が無くいたって静かでした。いちおう、今日からはネオ屋台村スーパークラシックが出現するようですが。
世の中(特に東日本は)妙な自粛ムードが出てしまってますが、文化庁長官からも「文化芸術活動を積極的に行って復興を支えて欲しい」という趣旨のメッセージが出ております。
みんなで音楽を楽しみましょう。
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