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2011年3月31日 (木)

デビュー35周年記念ライブ・尾崎亜美コンサート(名古屋)

 19日の大阪に引き続いて30日に開催された尾崎亜美さんの35周年記念コンサートへ行ってきました。場所は名古屋の都心、栄にある中日劇場。大阪の新歌舞伎座と同様、ホールというよりは商業演劇の劇場ですね。商業ビルに収まっていたところとか、劇場内に飲み物や軽食だけでなく土産物など多彩な売店がある構造も同じでした。

 大阪公演の様子は、名古屋公演を控えていたためネタばらしにならない程度に綴りましたが、当面ソロコンサートはないようなので、大阪のことも含めて綴ります。基本的なフォーマットは同じです。

 震災をうけての開催ということで、オープニングの「FOR YOU」の後、亜美さんが代表してコンサートを行うに当たっての想い(趣旨説明)をされてました。『震災以来、音楽をすることの意味をずっと考えてきた。自分にできることはないか、今の時期にコンサートをやることは勇気がいることだったし、迷ったけどやっぱりコンサートをやろうと。何が正しいかは分からないけど、私はミュージシャンだし、私が何度も救われてきた音楽の力を信じたい。そのエネルギーが届けばいいなと思っている・・・』概ねそのようなことを話されてました。そして『音楽を思いっきり楽しみたい。楽しんで欲しい。だからその前にお願いがあります』ということで、出演者と客席で震災で亡くなった方へ黙とう。大阪は着席したままでしたが、名古屋では起立しました。大阪の様子が事前に伝わっていたからかもしれません。実は私も公共の場所で黙とうをしたのは今回が初めてでした。

 黙とうの後は音楽を楽しむモードへ。デビュー曲や春らしい曲を重ねていきます。そして最近のコンサートでは定番の「BENGAL BABOO BABE」は客席も手拍子で参加。この曲の手拍子の打ち方は最近難しいパターン(パン・パン・パンパン)を要求されることが多いのですが、大阪・名古屋とも難しいほうで。ベースのリズムに合わせればいいのですが。。。まあ、そこそこ合ってましたね(^^;
 珍しいところでは、ReBORNバージョンの「Southern Cross」をAisaさんと。月とか星からエネルギーを受けることが多いので、とのこと。そして、歌って祈りだよね、とも。
 中盤には特別ゲストの杏里さんが登場。杏里さんもこのコンサートに対する想いを語ってました。25周年のときにコラボした「Forgive yourself」や亜美さんからの提供曲を。「中国人形(Chinese Dall)」は「オリビアを聴きながら」とデビューシングルのA面候補に最後まで残った曲だそうで。お二人の合作の新曲「シーサイド・キャフェ」は、みんなに勇気を与えられるような歌にしたいと杏里さんがリクエストしたそうです。


 後半は基本的には元気タイム。「愛に恋」はキーボードを離れて立って歌い、バンドのソロ回しも。ただ、元気だけで突っ走ったわけでもなく、「Colors of a wish」は祈るような歌唱が印象的。その後のMCでも、今回のライブへの想いを再び。名古屋では、大阪のあとに聞こえてきた意見も踏まえつつ、『それでも私は音楽の力を信じていてい、だからこそ35年もやってこられた』と。終盤の「天使のウィンク~Prism Train」の流れは定番の盛り上がりどころですが、大阪・名古屋とも「まばら立ち」でした。本編ラストの「蒼夜曲」は、亜美さんが『詞の内容は違うけど、鎮魂歌、レクイエムに近い位置にあると思って、どうしても歌いたと思って・・・』と語ってました。そう言われて聴くと涙が出てきそう。亜美さんもちょっと涙ぐんでました。

 アンコールでは杏里さんを呼び込んで「オリビアを聴きながら」。名古屋では「皆さんも一緒に歌ってください」と杏里さんが呼びかけて、でもやっぱり皆さん杏里さんと亜美さんの声を聞きたいから小声で(笑)。最後、マイクロフォンを客席に向けられたときだけ、そこそこ大きな声で歌いました。
 ラストソングは「手をつないでいて」。この曲は最近のコンサートのエンディングの定番ですが、聴きなれたこの曲も、この状況のもとで聴くとまた違った感慨が。今だからこそ、この曲が必要だなあと改めて思いました。もどかしいことがあまりにも多くて、ついギスギスした感情を持ってしまうけれど、優しさ・暖かさを忘れたくないですね。

 最後のカーテンコールが、みなさんやり遂げたという顔で良かったです。

 そういうわけで、震災への思いを胸に進んだコンサートでしたので、いつものコンサートとは趣は確かに違いました。口笛とか大歓声とかは無かったけど、拍手や手拍子は力強かったです。静かなる熱さを感じるコンサートでした。来て良かった・・・そう思いました。

<曲目>大阪、名古屋とも同一

1.FOR YOU
2.冥想 (ReBORN ver)
3.春の予感 (ReBORN ver)
4.マイ・ピュア・レディ
5.シーソー
6.BENGAL BABOO BABE
7.Southern Cross (ReBORN ver) with Aisa
8.Forgive Yourself with 杏里
9.地中海ドリーム
10.ときめき
11.中国人形
12.シーサイド・キャフェ(新曲)
13.待っていてね
14.愛に恋
15.Colors of a wish
16.天使のウィンク
17.Prism Train
18.蒼夜曲

EN1.オリビアを聴きながら with 杏里
EN2.手をつないでいて

9~12 Vo:杏里

<サポートメンバー>
是永巧一(G)、小原礼(B)、佐藤準(Key)、Aisa(Chor,G,Perc)

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コメント

電力事情の制約がない、東日本以外でも、コンサート自粛を求める声があったほどですので、首都圏でライブを実施したミュージシャンには、有形・無形の圧力があったでしょうね。
岩崎宏美さんのサポートギターの馬場さんのブログや、青森・宮城出身のタレントさん中心のライブの説明もご参考にしてください。
www.realrox.com/kazuyoshi_baba/blog/

確かに、被災している方には、直接、音楽の力が伝わるわけではないのですが、ライブに参加した方が、自分に出来ることは何かを考え、少なくとも毎年この時期になると思い出して、継続的な長期の支援が必要なことに、思いを寄せるでしょう。

www.sakamotosatoru.com/0403.html

投稿: ギムリン | 2011年4月 5日 (火) 21:04

■ギムリンさん
いらっしゃいませ。
亜美さんの35周年ライブは「大人の事情」で東京公演がセットされていませんでした。もしセットされていたら、大阪・名古屋以上に対応に迷っただろうと思います。
そういえば亜美さん、MCで「音楽に羽がついていたらいいのに・・・」と言って、ちょっと涙目になってましたね。この思いを被災地に届けたいという思いでいっぱいだったと思います。

宏美さんの出身地(=東京・江東)でのツアーファイナルコンサートは予定どおり開催だそうで何よりです。これも大きな決断だったんでしょうね。

投稿: MARU | 2011年4月 5日 (火) 22:25

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