« 8月9日です。 | トップページ | 新幹線ミュージックチャンネルを聴く »

2009年8月 9日 (日)

カメラの名設計者逝く

 いささか旧聞ではありますが、さる2009年7月30日、元オリンパス工学工業常務の米谷美久(まいたに・よしひさ)さんがお亡くなりになったとのこと。改めてネットで調べてみると、日経では訃報が出ていたそうですが私は全く気づかず、昨日某大型書店のカメラ雑誌コーナーのポップに書かれていた訃報を見て初めて知り、大いに驚きました。

 米谷さんといっても一般の方はピンと来ないかも知れませんが、カメラ愛好家、特にオリンパスファンには大変有名な方で、オリンパスの花形設計者でありました。カメラの大衆化を進めたハーフ判の「ペン」シリーズ、小型化と静粛性を追求した一眼レフカメラ「OM」シリーズ、レンズキャップのないカプセルタイプのコンパクトカメラ「XA」シリーズなど、オリンパスの代表作を手がけたカメラ史に残る名設計者でした。
 米谷さんは「既に(他メーカーに)あるものは作る必要はない。他に無いものを作る」というポリシーの方で、それゆえ営業部門とは衝突することもあったようですが(営業からすれば、モノマネでも何でも売れさえすれば良い)、独創的で魅力的な製品を世に送り出し続けました。
 ただ、ハーフ判は35ミリフルサイズカメラの小型化とユーザーの高画質志向から80年代初頭には終了し、OMシリーズは一眼レフのオートフォーカス化の波に乗ることが出来ずにデジタルへ移行することなくシリーズ終了したりと、“その後”まで含めると全てが美辞麗句で埋まるわけではありません。しかしそれでも、一時代を築いたことは間違いないでしょう。

 私がカメラを「面白い」と思ったのは、中古で「ペンEES-2」を手に入れて試写したとき、30年近く前のハーフ判のカメラでありながら実に素晴らしい写りだったことに驚いたのがきっかけでした。それからいろいろ調べて米谷さんのことを知った次第です。

 少し前に、新発売のデジタル一眼「オリンパス・ペンE-P1」のことを綴りましたが(記事)、その発売開始と予想を上回る注文(いまだ品薄です)を見届けるかように亡くなった米谷さん。ご冥福をお祈りします。

|

« 8月9日です。 | トップページ | 新幹線ミュージックチャンネルを聴く »

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/7234/45879662

この記事へのトラックバック一覧です: カメラの名設計者逝く:

« 8月9日です。 | トップページ | 新幹線ミュージックチャンネルを聴く »