「サンデー毎日」記事に対する当店の所感
ご来店の方から教えていただきましたが、今週発売の「サンデー毎日」2009年2月15日号に、河合奈保子さんに関する記事が掲載されていました。
私も情報を頂いて入手し一通り読みましたので、所感をつづります。なお以下の『カッコ内』は該当記事からの引用部分です。
記事に対する当店の態度
新味のある内容は無く、ことさらに重要視しません。
掲載内容と実感とのずれについて
記事では『昨年から復活待望論が再燃している』となってますが、正直実感に乏しいです。復活を待望している人はずっと前から待望しており、冷めた人は冷めたまま、だと思います。また、そもそも復活を待望しているといっても、奈保子さんの意思次第であることを大前提としている人が多いと思います。
また芸能関係者(個人名非掲載)の話として、昨年12月、竹内まりやさんのブログに奈保子さんと久しぶりに会ったことを伝える記事が写真付きでアップされたことに関して『復帰に向けた打ち合わせなんじゃないかという勝手な憶測がファンの間で広まっています』となっているのですが、これも実感に乏しい。少なくとも主要ファンサイトのなかではそんな話は一切出てきていません。まあ、落書き掲示板レベルの場所ではどうなのか知りませんが。。。
音楽評論家・富澤一誠氏のコメントについて
一般論レベルの話であって、特に目くじらを立てるようなものはないと思いますが、『発声を10年以上していないとなると、昔の声に戻るまでに相当の時間がかかるでしょう』というのはどうなんでしょう。そもそも昔の声にはどうやっても戻らないと思うんですけどね。例えば、歌い続けている岩崎宏美さんでも、若いころの突き抜けるような高音はもはや出ないわけで。。もし仮に復帰ということになったとき、必ずしも昔どおりに歌わなくても、今の奈保子さんに合った歌い方、というか、今だからこそできる歌い方や、またそれに合った選曲をしていただければそれで十分だと思います。
また、『アイドル時代の元気な歌声の印象が強い分、予想外の時は反動が大きいと懸念する』というくだりは、全面的には賛同できません。ファン投票をすれば「SKY PARK」が上位に来るように、奈保子さんの歌唱は元気な曲だけでなくバラードも素晴らしいと感じている人が多いのですから。
ある程度評価すること
2006年のピアノ作品集「nahoko音」の発表に言及していること。そして、いちおう本人に取材を申し込んだこと。(奈保子さんは『今は差し控えさせていただきます』と受けませんでしたが)
新たにわかったこと
その取材申込は『かつて所属していた事務所を通して』行ったということです。この文章から、既に奈保子さんは芸映の所属ではないと読み取れます。「nahoko音」発表の際に芸映の関与が感じられなかったことから、すでに関係はなくなっているのではないかという憶測はあったのですが、雑誌のいち文章ではあるもののそれが確認されたといってよいでしょう。
その他
『復帰待望論が再燃している』といいながらその背景・根拠には特に触れていないところ、タイトルで『気になるポッチャリ度』と書いておきながら本文ではその点について特に触れていないところなど、さすが雑誌レベル!だなあと思っちゃいます(笑)。
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コメント
読みました~。どうにもなっとくいかない文章ですよね!復帰については人それぞれの考えがあるだろうし、などと思いました。歌声も今の声でもいいと思います。歌じゃなくても、他の特別な活動や企画をしてくれるだけで私は嬉しいです。無理して復帰はしてほしくないです。あくまでも雑誌ですが、つい本気になってしまう自分が悔しいです。。。
投稿: あかり | 2009年2月 8日 (日) 22:49
■あかりさん
いらっしゃいませ。
まあ、実感とずれているとことはありますが、冒頭の通り新味のある内容ではないので重要視はしておりません。
結局、ファンへの取材はしてないわけです。
ファンのことはファンが一番よく知っているのですから、あまり気にせず行きたいと思います。
コメントの依頼先が音楽評論家ではなく、音楽マーケットアナリストの臼井孝さんだったらまた違った展開があったかもしれないんですけどね(微笑)
投稿: MARU | 2009年2月10日 (火) 01:01
こんにちは。
>つい本気になってしまう
>自分が悔しいです。。。
よくわかります。
私も奈保子ちゃんのこと、悪く書いてあるのを見ると、「根拠の無いこと」とわかっていながら、気になっている自分がいます。
奈保子ちゃんに限らず、
もっともらしく書いてありながら
実は根拠の無い話って、ネット普及後に多くなっていったようにおもいます。
投稿: NAYA | 2009年2月10日 (火) 16:55
■NAYAさん
いらっしゃいませ。
記事の内容が不本意なものだと確かに気になってしまいますね。
今回は、実感とのずれはあるもののそこまでではないかなあ、ということもあり冒頭のとおり重要視しておりません。
私たちファンに出来ることは、こうしてネットで地道に情報発信していくことでしょう。
投稿: MARU | 2009年2月10日 (火) 23:55
奈保子さんの二人目のお子さんが誕生した頃、某週刊誌が直撃取材をしたのですが
親御さんに「娘は、もう芸能界とは関係ありません!」と・・・
ある意味、束縛から解放されたから
「naoko音」が出来たのでは?
余談ですが今日、某所で長井さん(元アナ)地デジのパンフレット配ってました。
つたない文章でかんにん
投稿: は | 2009年2月11日 (水) 19:53
■は さん
いらっしゃいませ。
「nahoko音」に収録されたメロディを聴くと、奈保子さん自由に音楽を奏でていますよね。今回の記事の表現を借りれば“自主制作”ということで、確かに既存の芸能システムのなかにいては出なかった(出しにくかった)ものなのかもしれません。
取材対応については、当時と比べると今回は穏やかに返してますね。
そこに“含み”があるとみるのかどうかは難しいところですが。
投稿: MARU | 2009年2月11日 (水) 23:47
こんにちは。
はさん、はじめまして。
長井アナ、もうアナウンサーじゃあないのでしょうか?
ヤン火聴いていましたが、関東に住んでいるので大阪の詳しい話はしりませんでした。
お元気なのかなあ?
投稿: NAYA | 2009年2月12日 (木) 09:34