きのう15日は、東京・新橋のヤクルトホールで開催された「2008 LIVE FOR LIFE 音楽彩 ~本田美奈子.メモリアル~」へ行ってきました。
会場へ向かう前に、全くの方向違いですが東武電車で朝霞駅へ。本田美奈子さんの記念碑を訪れました。南口の駅前広場の中央に、それは静かにたたずんでいました。“笑顔”という詩と写真、ありがとう・・というサイン。記念に写真でも、と思って訪れたのに、いざ目の前にすると何故か写真を撮る気になれず、そのまま引き返しました。
音楽彩は、NPO法人LIVE FOR LIFE 美奈子基金の主催。会場入口には各種物販、ロビーには写真パネルや骨髄バンク登録を呼びかけるコーナーなどがありました。
コンサートは17時にスタート。音楽祭ではなく“音楽彩”となっているのは様々な方が出演することを意図しているということで、ハンディキャップを負った方も3人出演していました。他の出演者は、ミュージカル俳優など美奈子さんと一緒に仕事をしたとか、ゆかりのある方が多かったでしたね。ステージ背後にスクリーンがあって、各出演者の経歴などをそのつど紹介していたので参考になりました。
実力派が多く揃い見ごたえのあるステージでしたが、個人的にはやっぱり太田美知彦さん。美奈子さんのフィルムをバックに「つばさ」をピアノ一本で歌い上げていましたが、思いが伝わってくるような歌唱と演奏でした。私自身の個人的な思い入れもありますが。。。全部で24曲あった中で直接、美奈子さんのカバーというかトリビュートになっていた曲は少なかったですからねえ。
ちなみに他の美奈子さん関連曲は、「エイメー」(今井清隆さん。美奈子さんの音源と重ねた歌唱でした)、「ジュピター」(小沢祐美子さん。これは有名になった吉元由美&平原綾香コンビのバージョンではなく、先んじた岩谷時子&本田美奈子コンビのもの)、そしてラストに全員で歌った「アメイジング・グレイス」でした。
このコンサートを観ていて驚いたのがバンドのメンバー。舞台の上はバンドに照明が当たらず、最初よく見えなかったのですが、「ジュピター」のときのギターの音を聴いて「おやっ」と思ったら、なんと尾崎亜美さんのサポートでおなじみの是永巧一さんでした!さらに、上手のキーボードをよくよくみると、この背の高さは・・・佐藤準さんじゃありませんか!先週京都会館の亜美さんのコンサートで見たお二人にここで出会うとは。いやあ、なんとも贅沢なバンドです。終盤のバンド紹介のとき、思わず是永さんに声掛けをしてしまいました。。佐藤さんは今回の音楽監督も担当していると紹介されてました。
ちなみにコンサート終盤、当初アナウンスには無かった松本伊代さんがバッキングボーカルのキャプテンのお二人を伴って登場、何を歌うのかと思ったら「センチメンタル・ジャーニー」でした。それまでの曲の流れと大いに違ったので、あれれーって正直思いました。「時に愛は」とか「流れ星がすき」あたりを歌って欲しかったところですが、LIVE FOR LIFE の理事が湯川れい子さんで、当日も挨拶で参加しているとあっては配慮せざるをえなかったのかもしれませんね(微笑)。まあ、「センチメンタル・ジャーニー」を弾く是永さんと佐藤さんというのは貴重ではありました。
ラストの「アメイジング・グレイス」のあと、「好きからはじめよう」をBGMに出演者が退場。曲が終わったところで美奈子隊のコールがこだましていたのが印象的でした。打ち出しは19時50分ごろ。途中10分の休憩を挟み正味2時間40分というボリュームたっぷりのステージでした。直前に切符を取りましたが、行って良かったと思いました。
終演後、入口の物販コーナーで太田美知彦さんの「つばさ」のCDを買いましたが、売場に本人が出てらっしゃいました。その場で「良かったですよ」とか声掛ければよかったな。。。案外こういうとき、言葉が出てこない私です。代わりといっては何ですが、ホームページを紹介します。
太田美知彦オフィシャルホームページ
※音が出ます!
これとて当店常連のギムリンさんから教えてもらったんですけどね。CDの収益の一部はLIVE FOR LIFE を通じて寄付されるとのことですので、どうぞご検討ください。
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