« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »

2008年8月30日 (土)

久々の放送博物館

 8月15日にこんなことを書いたこともあって、久々に東京・愛宕山のNHK放送博物館に行ってきました。
 テレビ放送開始50年(2002年)、ラジオ放送開始80年(2005年)と節目の年に館内がリニューアルされてきましたが、このところは大きな変化はないようです。

 2階の常設展示室では、1945年8月15日の放送原稿の複製が展示されていました。朝7時21分の「正午の御放送」の告知アナウンスと、正午の「玉音放送」のときのアナウンスの2つ。(ポーズ)とか(クリカヘスコト)など読みあげ方の注釈なども記載されているのが生々しいです。隣には昭和天皇の声を刻んだ録音盤も劣化しないよう厳重に管理されて展示されていますし、近くにある展示品の当時のラジオから玉音放送の一部も流れるようになっていました。これらは今の時期だから、ということではなく通年展示ですので、機会があればぜひご覧いただければと。

 3階企画展示室では「ニュースはどう伝えられたか」展 が開催中でした。2.26事件、皇太子殿下ご成婚、浅間山荘事件、米同時多発テロなどについて、放送原稿や放送経過の説明板が展示されていました。企画展はあす31日が最終日ですが、2.26事件については2階の常設展示室で、有名な「兵に告ぐ」の原稿を見たり音源を聞くことが出来ます。

 3階常設展示室のマイクロフォン展示コーナーには、河合奈保子さんのパネル写真も健在。良かった~。いやほんと、これが健在かを確認しに行ったようなものです(笑)。1986年の紅白歌合戦のときの弾き語りの様子が張り出されています。美しい・・・。

 ここまでくればやはり4階の放送ライブラリーへ。NHKアーカイブスの映像を楽しんできました。見てきたのは83年、84年の紅白歌合戦から、奈保子さんが出演した前半部分と、レッツゴーヤング86年1月26日放送分を。奈保子さんの歌、やっぱりいいわ。奈保子さんのことになるとつい絶賛してしまいますが、本当にいいんだもん。他の歌手のバックにいるときでも、しっかり、しかもかなり大きく口ずさんでいるその姿勢も含めて好きだなあ。。。

 そんなこんなで午後まるまる滞在しましたが、これだけ楽しめて無料というのがまた嬉しいですね。お近くに来た際にはどうぞお立ち寄りを。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月22日 (金)

五輪女子マラソン

 今さらという感じもしますが、先週の北京五輪女子マラソンのことを。
 8月17日の午前中、ラジオはとんでもない状態。民放101社が統一で女子マラソンの中継をしていました。中波(AM)も、FMも、短波もみな同じプログラム・・・。さらにNHKラジオ第1も中継してましたから、この日ラジオで中継をしていなかったのはNHKラジオ第2とNHK-FM、ラジオNIKKEI第1放送だけという状態でした。あとはコミュニティFMぐらいですか。
 しかもNHKと民放の中継内容に違いがあったというと、実況音声は同一のもの。民放では適宜その実況音声を中断して東京のスタジオのトークやCMを挟むというスタイルでした。
 うーん、なんだかなあ・・・。どこにダイヤルを合わせても同じ内容というのはあんまり感心しないんですけどねえ。スポーツ中継に興味のない人だっているわけだし。災害時でも通常放送を優先するテレビ東京のような、ある意味骨のあるラジオ局が無かったのは不思議というか残念というか。

 ちなみに私、中継はラジオNIKKEI第2放送を聞いてました。やはり短波で聞くと、ノイズの混じり方とかフェージングとか、いかにも海外からの中継って感じがして(笑)

 あ、レースのほうは残念な結果になりましたね。これまで層が厚いといわれていた日本女子マラソンですが、こいうこともあるのだなあと。で、13位の中村選手について「国際大会の経験が浅いから・・・」ってコメントをよく見かけたんですけど、そんなことはじめからわかった上で選考したのですからこれまた何だかなあと。五輪の選手に経験が必須なら代表選考レースでの一発勝負ではない方法を考えないとだめでしょう。

 もうひとつ、女子マラソンの解説者の層の浅さはどうにかならないものですかねえ。毎度のように出てくる方が今回もラジオで解説してましたが、正直放送向きではないなあと。取材の丁寧さと解説の的確さには定評があるらしいですが、しゃべりすぎです。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月16日 (土)

「歌謡スクランブル」に亜美さん出演

 第2本館TearoomAmiiでも告知しておりましたが、きょう8月16日午後1時からのNHK-FM「歌謡スクランブル」は尾崎亜美さんがゲストでした。もちろん、ファンとしては聞き逃すわけには参りませんので、録音も仕掛けた上でオンタイムで聴取いたしました。

 月曜から金曜の歌謡スクランブルはひたすら曲が流れる構成ですが、土曜日はゲストとのトークが結構ボリュームがあって、これがファンとしては楽しかったです。生い立ちからデビューまでをざっとおさらい。以前のライブトークでの定番だった「うそつき少女」「近所の山(京都市内の船岡山のこと)に1メートルの蟻を見た」などのエピソードも出てきました(笑)。幻の処女作?「衣中音頭」も手拍子入れてちょっとだけ歌ってくれたり。

 中盤のトークでは、先月の和歌山での野外ライブでも出てきたエコの話などを。そして今後の音楽活動については「この店に行ったら必ずいいものがあるという存在でいたい。そのためのクオリティは絶対確保していきたい」と語っておりました。
 一方、亜美さんのファンになるきっかけが河合奈保子さんである私としては耳の痛い話も。それは、33年の活動の中でピンチもあったという話。アイドルも含めシングルをたくさん書いていた時期があって、“絶対売れたい”といエネルギーを浴びてしまった時間が長く、いろんなことが吸収できなくなって、休養させてもらった・・・というのですね。うーん、そうですか・・・亜美さんのファンの傾向として提供作品や提供先の歌手にあまり関心を持たない理由はこの辺にあるのかな。でもまあ、奈保子さんに提供いただいたのはアルバム1曲(Birthday Night)とシングルA/B面(微風のメロディー/プリズム・ムーン)の全3曲ですから、全体からすればそれほど負担は掛けていないはずと勝手に解釈してみたり(^^;

 終盤には、嬉しい発表が。現在ミニアルバムを制作中とのことです。発売時期については触れられていませんでしたが、いつごろになるのかな?楽しみです。秋には野外のイベントがあるかも、なんて話もありました。

 ちなみに流れた曲は、おなじみの「マイ・ピュア・レディー」や「オリビアを聴きながら」といったところから、最新作の「待っていてね」とか「シーソー」まで。最近のライブ定番曲が流れるのはファンとして嬉しいですね。懐かし曲だけじゃなくて、こういう曲も歌ってるんですよというアピールになったかなと。
 亜美さんの好きな曲として流れたのが「黄色いさくらんぼ」というのはコケましたが(汗)、個人的には洋楽一辺倒みたいな方よりもよほど好感が持てます(笑)。それだけ懐が深いということで。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年8月15日 (金)

再び玉音放送について

 アクセス解析をしていると、当店本館ならびにこの雑記帖の内容が時々ネット上の質問サイトからリンクされていることがあります。大抵は河合奈保子さんの関係なんですが(河合奈保子さんが歌っていたポートピアランドのCMソングは?とか、奈保子さんは今どうしているのですか?とか)、さすが今日は終戦の日です。こんな記事へのリンクを見つけました。
 ラジオに始まりラジオに終わる

リンク元はOKweveのこの質問
昭和20年8月15日新聞はいつ配達されましたか?

 当日の新聞が配達されたのは正午の「玉音放送終了後」であることは間違いないのですが、なにぶんこの記事を書いたときは手元に資料がなく記憶で書いていたので、8月15日朝の予告放送のアナウンス内容については「大筋合ってるはずだけど・・・」という状態でした。で、改めて確認しようと思ったのですが、さすがネット社会が進展してますね、Radioflyというサイトで当日の放送の経過やアナウンス内容がきちんと整理して掲示されていました。
 終戦関連の放送

 予告放送では新聞の配達について「なお、きょうの新聞は、都合により、午後1時頃配達されるところもあります」とアナウンスしています。「ところ」と言っておきながら実際には全国的な扱いだったわけですが。。。私の記事では「なお都合により今日の朝刊は遅れる」と書いてしまいましたが、実際のアナウンスは時刻も明言されていて直接的ですね。
 さて、ここまではっきりと放送内容が書けるのは、当時の放送原稿が残っているからこそ。東京・愛宕山のNHK放送博物館では、その一部が展示されております。お立ち寄りの際はご覧になってみてください。。。そして、3F展示室には1986年の紅白歌合戦でピアノ弾き語りをしている河合奈保子さんの写真も掲示されているはずですので、こちらもどうぞ。マイクロフォンの展示コーナーです。

☆追記
 なんと、玉音放送の音声ファイルを公開しているサイトがありました。しかも、昭和天皇の声の部分だけではなく、和田信賢アナウンサーのアナウンスや詔書代読、下村宏内閣情報局総裁の挨拶など、つまり放送の全容が録音されています。当時、放送協会は正午の放送をいったんは同時録音したもののすぐに録音盤を廃棄したとされており、どこでどう録音されたのか不明ですが(ひょっとして後世の再現制作?)、貴重なものであることは確かです。お聴きになってみてください。
 敗戦告げた「玉音放送」 聴いてみませんか
 (日本インターネット新聞JanJan)

****

 話は変わりますが、ネット上の質問サイトでリンクを貼って回答した人に対してはお礼とかされてるようですけど、リンク先、つまり元ネタを提供した私は一度もお礼なんてされたことないのはどうしてでしょう(笑)。まあ別にいいですけど。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年8月10日 (日)

青春のフォークソング

本日夜は第2本館TearoomAmiiでも告知していたNHK衛星第2の『BS永遠の音楽「大集合!青春のフォークソング」』という特番を観ていました。いやあ、そうそうたる顔ぶれでしたね。フォークソングが主題にきてますが、実際にはフォークからニューミュージックへの流れも含めてました。でないと尾崎亜美さんは出られないですよね。いわゆるフォークという感じはしないですから。。。かといってニューミュージックというのも何かしっくり来ないなあ。亜美さんの場合はポップスという言葉が一番合うような気がするのですが、まあジャンルにこだわらず音楽を楽しみたいものです。

 ファンとしては当然亜美さんの出演部分が一番気になったところですが、「オリビアを聴きながら」のピアノ弾き語り1曲のみで、セッションもなくちょっぴり物足りない感じ。まあ殆どの方が持ち歌は1曲のみでしたので贅沢は言えませんね。谷村新司さんと岡林信康さんは別格でしたが(^^;
 なわけで、ジョイント形式のライブというのはお目当ての歌手がいると物足りなさを感じてしまう反面、いろんな方の歌が聴けるので見聞が広がりますね。私、加川良さんを見るのは今回初めてだったのですが、すげー反戦歌ですね。命にスペアはない。。。そのとおりだわ。

 いつの間にかテレビはオリンピックと高校野球に染まっていますが、そんな中、2時間半お腹いっぱいの番組でした。これが地上波だったらなお良かったんですけど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月 7日 (木)

去年と同じですが

今年も「ヒロシマ新聞」をご紹介します。

http://www.hiroshima-shinbun.com/

盛り上がっているとはいえない北京五輪ですが、テレビなんかではそっち方面の番組にシフトしつつあって、関連番組が少ないように感じるので。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月 5日 (火)

学研の付録シンセは遊べる!

 学研から「大人の科学マガジン」という、付録つきの雑誌(MOOK?)が不定期に出ています。イメージとしては「科学と学習」の大人版といったところでしょうか。このシリーズ、面白い付録を付けて来るので注目ですが、最近発売された「シンセサイザークロニクル」は、そのタイトルどおり付録が何とアナログシンセサイザー。面白そうなので購入、組み立ててみました。

Sx150_1
雑誌の外観と付録を取り出したところです。「大人の科学」は誰でも簡単に組み立てられるように考慮している結果、このような電子工作系のものはすでに回路基板が完成済になっていて、組み立てはケースへの組み込みがメインになるので、部品はごくわずかです。元・ラジオ少年としては物足りないですが、半田ゴテが必要となるとそれはそれで万人向けではなくなってしまうのでやむをえないのでしょうね。

Sx150_2
これがメインの回路基板。ものすごく部品が少ないように見えますが、実は大型部品だけが表側についていて、ICや抵抗器などは全部裏側についてます。

Sx150_3
裏側です。ICも表面実装だし、他も全てチップ部品なのが今の時代らしいですね。こういう部品ばかりになってしまうと自作はやりにくいな。。。

さて、組み立て説明書では20分ぐらいで完成すると書いてあったので気楽に組み立て始めたのですが、なんとスタートからつまづきました。回路基板がケースの所定位置に組み込めないのです。何かがぶつかってるみたいです。で、よくよく見てみたら、外部入力ジャックの基板への取り付けが曲がっていて、ケースの穴と合わないことが判明。

Sx150_4
このとおり(手前の黒い部品)。基板にジャックの足をきちんと挿さずに半田付けしてあるため、その分だけ傾いてます。ということで、思いもかけず半田ごて出動!半田付けしなおしてリカバリーしました。

Sx150_5
こちらがリカバリー後。いやあ、半田付けがなくて淋しいなあと思っていましたが、思わぬトラブルで楽しめました(笑)。でも電子工作やったことない人だとお手上げだろうなあ。。

あとはさくさくと行くか、と思ったのですが、取り付け用のタッピングビスのねじ山が弱い、というか十字の切り込みが浅くてドライバーとしっかり合わず、力を入れるとねじ山をなめてしまう勢い。
私はもともとタッピングビスが嫌いなので(ナットで締める普通のビスと違い、プラスティックに直接溝を刻んでいくのでどうしても弱いし、締めたり緩めたりを繰り返すと溝がなくなってしまう)、どうでもいい裏蓋は取り付けずに終了しました。裏蓋つけると電池の交換のたびにビスを外さなければならないし、だいいちその裏蓋は付録の入っていた箱を切り取った厚紙ですから(笑)。
あと、ボリュームツマミは差し込むだけですので、ものによってはちょっと緩めなのはいまいち。

ということで、完成したのがこちら。
Sx150_6

早速乾電池をセットして鳴らしてみましたが、見かけによらず結構力強くいい音が出ます。
シンセのことはよくわからずに買ったのですが、ツマミ(パラメータっていうんですか?)をあれこれいじると音色が変わっていきます。音は単音です。キーボードはなく、音階はタッチペンの触る位置で決めますから、西洋音階できちんと演奏するのはかなり難しいでしょう。もっとも私はキーボードがあったって演奏できませんけど(笑)。でも、インベーダーゲームの効果音みたいなの出して面白がってみたり(笑)音の出るおもちゃとして結構遊べますし、シンセサイザーってこういう動作をするんだなあというのが初めてわかりました。

少々残念なのは、スピーカーを内蔵しているのは便利なのですが、音量が2段階しか変えられないこと。夜に遊ぶのはちょっと気が引けるかな。外部出力ジャックもあるのですが、ラインレベルなのでイヤホンを挿して聴くとかなり音が小さいです。

正直なところ、製作過程まで入れて評価すると、いつもの大人の科学マガジンよりも完成度が低いかなあと思います。検査が甘いというか。。。裏蓋が厚紙というのもねえ。いかにコストを下げるかということで頭を悩ませた結果だとはわかるんですが・・・。まあ必要なら百円ショップでプラ板とか下敷きとか買って加工すればいいのですが。
でも、組み上げてしまえば思った以上に完成度が高い付録です。これが3360円ですから大したものだと思います。でも6石トランジスタラジオキットも3000円ぐらいで市販されているので、価格的な驚きはそれほどでもないかも。。。あ、シンセをラジオと比較するなんて!なんて思わないでね。ラジオのキーパーツであるバリコン、高周波コイルや低周波トランスは、結構高いのです。。。

ということでシンセに興味があるかた、結構遊べますよ。演奏なんて考えずに、遊びましょう(笑)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008年8月 2日 (土)

今こそ公共交通復権の好機!

 石油価格の高騰が各方面に影響を与えていて、家計直撃とか言われていますが、最近の新聞では、道路の交通量やコインパーキングの利用率が下がったというような報道がされています。ガソリン価格の高騰でクルマの利用が手控えられているのでは、ということですが・・・。
 もっと直接的なデータもあります。広島県警のことし3月から6月の調査では、ガソリン価格と交通量の相関を調べたところ、価格上昇に応じて道路交通量が減っているというのです。その一方で、広島市街地をカバーする広島電鉄の利用者は前年比で増加しており、渋滞の緩和でバスも定時発着が出来ているとのこと。

 出典:路面電車を考える館 路面電車ニュース7/16

 なかなか興味深いデータです。地球環境にやさしい公共交通の利用を呼びかける運動はこれまでもあって、それを頭では理解していても、これまで「環境」を考えて公共交通を利用しようなんて人は、残念ながらいなかった。。。ところがガソリンが上ったら行動が変わったのです。やはり人は環境ではなくお金なんですね(苦笑)。
 これは、公共交通復権の好機だと思うのですよ。残念ながら、現在の日本の公共交通は、クルマに対して価格競争力が乏しかった・・・。それは、交通事業者が公営・私企業問わず基本的に独立採算を求められ、設備コストも固定資産税も自己負担しなければならないのに対して、道路のほうは国や自治体が手厚く整備していることに根本的原因があります。しかしガソリン高騰で、はからずも価格競争力が出てきた(笑)。

 さてこれから日本はどうしましょうか。そういえば、ことし4月のガソリン税議論のとき、政府与党は引き下げ反対の根拠のひとつとして「ガソリン税を下げることは消費が増える一因になり地球環境の面からも好ましくない」という環境理論を持ち出してきました。であるならば、今のガソリン価格が下がる局面になったとき、下がった分をガソリン税として上乗せするってのはどうですかね。そしてその分を公共交通の運営・整備に回すというのは。乱暴かもしれませんが、ガソリン消費が抑えられ、渋滞が減り、公共交通が便利になるという一石三鳥の名(迷)案かと思いますが。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »