わかやま電鉄に乗る
先週、尾崎亜美さんのライブ目当てに和歌山へ行ってきたことを綴りましたが、実はもう一つ目的がありました。それは、わかやま電鉄貴志川線に乗ってみよう!というもの。
もとは南海電車の経営だった貴志川線ですが、赤字を理由に南海が撤退(廃止)を表明。これに対して沿線住民が存続運動を展開。ついに行政を動かして財政支援の枠組みが出来上がり、運行を引き継いだのがわかやま電鉄で、この過程はNHK「ご近所の底力」でもシリーズで放送されたのでご存知の方も多いと思います。
税金を投入して鉄道を残すことに対して、利用者以外(クルマを使う人)は否定的な考えを持つ方が多いようですが、和歌山の場合は「鉄道をなくせば今でも朝夕渋滞してる平行道路がさらに渋滞するので、結局クルマに乗る人も影響を受けますよ」と説いて乗りこえていったそうです。これは決して屁理屈ではなく、福井の京福電鉄が重大事故を起こして営業停止になった際に実際に起きていることです。
さて前置きが長くなりましたが・・・
まずは和歌山駅で一日乗車券を買って乗車。全線往復するだけで元が取れるというお得な切符です。土曜日朝方の貴志行き列車なので2両編成の車内はガラガラでしたが、対向する和歌山行き列車は椅子が埋まって立ち客もちらほらという状況ですから結構健闘しているように感じました。伊太祈曽駅までは住宅街が周辺にある中を進んでいきますが、そこから先は緑の中を進んでいく感じです。
30分ほどで終点・貴志駅に到着。乗ってきたのは「いちご電車」で、外の塗装もそうですが内装もいちご柄づくしという車両。べつに車内でいちごを売っていたり栽培しているというわけではありません(笑)。でも、このあたりはいちご狩りに来る方も多いらしいです。
そして貴志駅といえば、なんといっても駅長が有名。三毛猫「たま」が駅長を務めています。これは名目だけじゃくて、本当に会社から辞令が交付されているそうで。。

で、列車から降りると、たま駅長が自ら改札中でした・・・っていっても、改札口に座ってお出迎えしているだけですが(笑)。今年になって駅長室(という名の猫部屋)が改札脇に出来、通常はそちらで「勤務」していると聞いていたのでこれはラッキーでした。駅長目当ての人も多く・・ってか、外来者で来ている人はほとんど駅長目当てだと思いますが、みんなに写真撮られまくり、触られまくりなのにおとなしく座っているのですから大したものですね。
なお、たま駅長からのお願いとしては「駅前に駐車場がないので、電車で来てください」「フラッシュは焚かないでください」「犬が怖いので近寄らせないでください」「日曜日はお休みです」とのこと。
それと、これは私からですが、もし立ち寄ったら駅併設の売店で何か買いましょう。たま駅長以下、助役ミーコ、ちびの3匹は売店の飼い猫ですので・・・。電鉄から給料代わりにキャットフードが支給されているとはいえ、日ごろ面倒見ているのは売店の方ですからねえ。
帰りは大池遊園で途中下車してみました。遊園といってもいわゆる遊園地とは全く違い、ただ池があるだけ(笑)。あ、池の畔に旅館はありました。桜で有名な場所らしいので、きっと春先はにぎわうのでしょうね。横切っていく赤い列車は「おもちゃ電車」で、車内にフィギュアとか陳列していたりする車両です。いちご電車も猫の駅長もそうですけど、楽しさを前面に出しているというのも面白いですね。地方の公共交通の経営はどこも厳しいものがありますが、わかやま電鉄が再生のひとつのモデルになればなあと思います。
【ご紹介】
貴志川線応援ブログ 貴志駅長たまの動静が詳しくわかります。
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コメント
うあー、ここでしたか、ニャンコ駅長。
それにしても、MARUさんフットワーク軽いっすね。
投稿: ギムリン | 2008年7月18日 (金) 00:33
■ギムリンさん
いらっしゃいませ。
はい、たま駅長はここですよ。
亜美さんの追っかけ込みだとフットワーク軽いです(笑)
投稿: MARU | 2008年7月18日 (金) 23:20