まずはライナーノーツなどを
さて河合奈保子さんのオリジナルアルバムBOX「NAOKO PREMIUM」発売後、最初の週末+連休を迎えて、きょうは12月24日。世間でいうところのクリスマスの宵山ですね。
私はといえば18日にBOXをフラゲしたものの、出張があったり忘年会があったりで夜の時間が取れず、ジャケットの外見だけのレポートに留まっていましたが、ようやく週末になって全ディスクの封を切りました。
いやあ・・・なんか感動ですね。
私は後追いファン故に、これまでオリジナルアルバムが廃盤だったことから「あーる盤」や中古CD・LPで音源を集めてきましたが、あーる盤では全て揃わず、といってLPが全て揃っているわけでもなく、当然CDが揃っているわけでもなく・・・という中途半端な状態でした。。。
そんな状態で手に入れた今回のBOXですが「音源はCDで、ジャケットまわりと歌詞カードは原則LPで」まとめられておりますので、これまでLPで持っていなかったアルバムの歌詞カードが確認できたり、逆にLPでしか音源が手に入らなかったアルバムのデジタルサウンドが聴けたりと、大満足です。
ライナーノーツを仔細に見ていきましょう。
印刷の品質はかなり良いです。基本的にはLPのものを多少縮小して四つ折にして収納しているので、LPでは折り目なしで見ることができた写真に折り目が入ってしまうのが強いて言えばビジュアル的に難点といえば難点かな。その分、縮小の度合いが小さいので歌詞やクレジット等文字データも読みやすくなっています。
例外は「スカーレット」と「JAPAN」ですね。12ページに及ぶホチキス留めのブックレット形式で折りたたみ収納が困難だったと見えて、どーんとCDサイズに縮小してブックレットの体裁を保つことを優先しています。結果として文字が読みにくいですが、その救済措置としてBOXに添付されているブックレットに掲載文章が転載されており、気が利いているといえるでしょう。ちなみにCDのみの発売となった「Calling You」以降のアルバムは、CDのブックレットが再現されて収納されています。
このライナーノーツを並べてみると、初期の「いかにもアイドル」といった装丁のものから、だんだんと「大人の歌手」「アーティスト」へと変遷していくのが、音楽面以外からでもわかりますね。
ちなみに、「LOVE」のライナーノーツは発売から27年の時を経て修正された部分があります。見開き中央部分のヘッドフォンをつけている奈保子さんの写真は、LPのオリジナル版は良く見ると裏焼き(左右逆)になってしまっているのですが、今回の復刻にあたり正しい印刷になっています。これは当店にお越しの「ヤング・ボーイ」さんのご指摘で気が付きました(笑)。
【12/29追記】 上記LOVEの写真の件、裏焼きになっているのは初回盤だそうで、そのあとに写真を修正したものが当時から存在していたということです。ですので、今回の復刻で修正されたのではなく、修正版を元にライナーが作成されたというのが正解でした。大変失礼しました。
CDは、レーベル面が基本的にレコードを模した印刷になっていますが、レーベル相当部分が広くとってあるのでLPというよりはEP(ドーナッツ盤)に近いですね。なおLPのレーベルまでの再現はされていませんが、そのかわりにブックレットのほうに再現写真が載っています。CDのみで発売されたアルバムも同じ仕様になっているのでちょっと不思議な感覚ですが(微笑)、同じようにブックレットに写真が出ています。
ちなみに「I'ts a Beautiful Day」を収録した特典盤のDISC19は、他のCDが黒色なのに対して緑色になってます。これはオリジナルのLPがカラーレコード(緑)だったのに合わせているのでしょうね。芸が細かいです。
音のほうはとりあえず、ファーストアルバムの「LOVE」(DISC1)とこの時期に聴きたい“12月のオペラグラス”を収録した「ハーフ・シャドウ」(同7)を聴きました。長くなるのでその辺はまた改めて。
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- 懐アイ界に期待の新星(2019.11.21)
- 歌われなかったわけ(2019.11.12)
- 尾崎亜美Concert2019 千秋楽(2019.11.04)
- 尾崎亜美 Concert 2019 初日(2019.10.27)
- 9月25日発売のCDから2題(2019.09.25)
「河合奈保子」カテゴリの記事
- 歌われなかったわけ(2019.11.12)
- タワレコ新宿店を実況見分(2019.10.01)
- 9月25日発売のCDから2題(2019.09.25)
- 河合奈保子ナイト2019(2019.07.25)
- Happy Birthday(2019.07.24)
コメント