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2007年10月31日 (水)

久喜で受信実験

 10月28日は尾崎亜美さんのコンサートを観に久喜へ行ったわけですが、久喜へ行くなら試してみたいと思っていたことがあって実行してきました。それは自作ゲルマニウムラジオの性能試験です(笑)。
 そもそもゲルマニウムラジオって何、という方もいらっしゃるかもしれませんが、これ以上簡単にはできないという極めて原始的なラジオで、キャッチした電波のエネルギーで直接イヤホンを鳴らすというもの。電池不要でラジオが聴けるのですが、恐ろしく感度が低く実用性は?なので、科学教材用のキットは別として完成品では市販されていません。キットとしては科学教材社のこれなんかが有名ですが、大きなアンテナをつけないと受信できません。

 で、なぜ久喜なのかというと・・・久喜には国内最大の送信電力を誇るNHKのラジオ送信所があるのです。そのパワーは第1放送300kW、第2放送500kW。これだけ強力な電波が出ているのであれば、ゲルマニウムラジオでもガンガン聴けるだろうということで。

 今回持参したのは、ゲルマニウムラジオとしては高感度が期待できるループアンテナ型。使った部品(材料)は、ポリウレタン線(1.4ミリ径)20m/ポリバリコンン(270pF)/ゲルマニウムダイオード/クリスタルイヤホンの4つだけ。材料費は全部で1500円ぐらいかな。20mのポリウレタン線を直径30センチぐらいでぐるぐる巻いて、同調コイル兼ループアンテナとしています。実はこのラジオ、今から25年ぐらい前の「初歩のラジオ」という月刊誌に載っていた製作記事を再現したものです。その記事では電波の強いところなら外部アンテナなしで受信できるということだったのですが、我が家では送信所から遠いので蚊の泣くような音しか出ません。

 さて、久喜駅に降り立ってチューニングしてみると。おおっ、NHKが大きく聞こえてくるじゃないですか!第1も第2もはっきりくっきり、音が歪むぐらいです。イヤホンを耳に挿したまま久喜総合文化会館まで歩きましたが、ずっと実用的に聴けました。やはりループアンテナと出力300kWは伊達ではなかったです。ということで、久喜周辺ではNHKなら電池なしでラジオが十分聴けることが実証できました(笑)

 ただ、見た目がねえ・・・。ケースには収めなかったので、ぐるぐる巻きにした電線が怪しげな雰囲気を醸しだしてましてね。会場で会ったある尾崎亜美ファンからは「絶対職質される」と言われてしまいました。ま、かばんの中に入れたままの実験だったので、そういうことはなかったのですが。

 ディスカウントショップに行けば1000円ぐらいでスピーカーの鳴る実用的なポケットラジオが手に入るこのご時世に、何で1500円も掛けて原始的なゲルマニウムラジオを作るのか・・・というご意見もあるでしょうが、そこはまあ趣味の世界ですから。それに、原始的なもので少しでも良く聴こえるようにしていくというのはある種のロマンがあるんですよね。ちょうど、人力でどこまで飛べるかを競う毎年恒例の「鳥人間コンテスト」のようなものだと思っていただければよいかと思います。

 ちなみにこのゲルマニウムラジオをできるだけ日用品で作ってしまおうということにまじめに取り組んでいる高専の研究室があります。100円ショップの傘がラジオに変身!コイルが大きいだけに高感度が期待できそうです。

東京高専 小池・阿津研による傘ラジオホームページ

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