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2007年6月27日 (水)

都電荒川線の誘客施策は・・・

 ラッパのライブを見に行くついで、というか抱き合わせで、前日に久々に都電荒川線をぶらり旅としゃれこんでみました。というのも、乗客誘致のために施設の整備が行われたということを聞きましたので。

 まずは荒川車庫へ。ここに「都電おもいで広場」というのが出来てました。簡単にいうと、懐かしい引退車両の展示場で、ベンチなども置いてあってちょっと休むこともできます。
Omoide_square 展示されているのは戦後鳴り物入りで登場した高性能車5500型と、比較的近年まで動いていた7500型旧バージョン車。5500型は、クルマに押されつつあった米国で路面電車の社長会が「クルマに負けない車両を」ということで開発したPCCカーの技術を輸入して作られたもので、ハンドレバーではなく自動車のような足踏みペダルにより加速減速を操作するようになってました。しかし運転士には在来車と運転操作が異なるために不評だったようで、のちに在来車と同じように改造されてしまったということです。5501
今回、車内に入ってみたら運転席まわりは復元されていましたが、座席などは取り払われていてがらんどうになっていたのには驚きました。どうやら写真ギャラリーとしての役目を持っているようで、懐かしい写真などが飾られていました。
 7500型旧バージョン車は実際に乗った人も多いのではないかと思います。濃い黄色にブルーの帯は長い間荒川線の定番でした。内部も現役当時とほとんど変わっておらず、私も懐かしかったのですが、さっそく車内掲示物を盗んだ不届き者がいたようで残念。あと、行き先表示に「荒川車庫前」と表示しておきながら、系統番号は「9」を出しているのはつじつまが合わないですね(27又は32でしょう)。
 この広場、土休日しか中に入れないそうですが、柵の外から眺めることは出来ます。行ったときは子供連れでそれなりににぎわってました。

 続いて三ノ輪橋へ移動。途中、熊野前では建設中の新交通システム「日暮里・舎人ライナー」の構造物が見えました。町屋駅前で乗客が結構入れ替わり、終点の三ノ輪橋に到着。
Minowabashi_1 ここは「昭和30年代をイメージして停留場をリニューアルした」とのことなのですが・・・、降りてみると、うーん、確かに。木造っぽく見せた柵や塀など、確かに懐かしい感じになっています。そして驚いたのが、懐かしの停留場のサインポールまで復元されていたこと。これですよねえ、やっぱり都電の停留場というと。Minowabashi_2
塀にはホーロー看板の複製品や、写真では写ってませんが古い映画のポスターなんかもあったりして、「三丁目の夕日」の世界がある、といってもいいかもしれませんね。

 さて三ノ輪橋というと気になる存在が停留場近くの日光街道沿いに建つ「梅沢写真会館」ですが、健在でした。
Umezawa
もとは荒川線の前身「王子電気軌道」の本社ビルとして建てられており、アーケードをくぐって停留所へ向かうところが良い雰囲気なのですが、そのアーケードに面した商店街に閉鎖店舗が多いのが残念。近くの三ノ輪商店街は元気なんですけどね・・・。

 とまあ見てきましたが、なぜに今更昭和30年代なのか・・・。路面電車→レトロ,ノスタルジックという図式はもういい加減やめたほうがいいのではないだろうかと思うのですよね。先進国では路面電車を最新の交通機関としてのライトレールへ脱皮させつつるのですから。そして我が日本でも富山ライトレールが成功を収めつつある(初年度黒字!)わけです。「路面電車は時代遅れ」という、その“時代遅れの考え方”を払拭せねばならないのに、今回の交通局の施策は逆行しているのではないかなあ。まあ、そういう私も訪れているので、乗客誘致という点では一定の成果を挙げていることになるんですけどね(笑)。

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