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2006年10月 4日 (水)

11年越しの復興

 きょう10月4日、神戸の三ノ宮駅前に大型複合ビル「ミント神戸」がオープンしました。
 ミント神戸・・・正式名を神戸新聞会館ビルと言います。そしてこの場所にはかつて、阪神淡路大震災で被災し解体された旧・神戸新聞会館がありました。実に11年ぶりに復活したことになるのです。その当時、神戸に住んでいたわけではありませんが、三宮は以前に何度も通っただけに感慨深いものがあります。ようやく復興したのだと。

 震災前の新聞会館は、その名のとおり神戸新聞の本社が入っていたほか、映画館やレストランなどもあり市民に親しまれていたビルでした。北側の壁には富士山のタイル画があって、JRのホームからよく見えたものです。あの日、新聞会館は倒壊こそ免れたものの主柱が損傷してわずかに傾き、一部フロアが沈むなど全壊判定となるダメージを受けました。そして神戸新聞本社は紙面制作用のコンピュータシステムが壊滅してしまいます。しかし、神戸新聞はその日の夕刊も休むことなく発行されたのです。京都新聞との相互援助協定を発動、新聞会館で書いた記事を電話で京都に送り込み、京都新聞で制作した印刷フィルムを神戸市西区の製作センター(印刷工場)に運んで刷り上げたのでした。夕刊用記事に続いて翌日の朝刊の記事を送り込んでいる途中で、安全確保のため神戸新聞は神戸ハーバーランド近くに開設した臨時編集局に移ります。そして新聞会館は約1ヶ月後には解体作業に入り、以後ずっと空き地になっていました。

 今度の新しいビルには神戸新聞は入っていません。オフィスフロアもある複合ビルですが、シネコンやレストラン、ファッション、食料品などの商業施設が中心になるようです。ですから、厳密には新聞会館の復活ではないのかもしれません。しかし、震災当時すでに神戸新聞は神戸ハーバーランドに新社屋(神戸情報文化ビル)を建設中でしたから、仮に震災がなかったとしても、いずれは本社移転により今回のような再開発ビルが建っていたのかもしれません。ですから、感傷に浸ることなく新しい出発をお祝いしたいと思います。またひとつ、街に賑わいが増えることを祈って。

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