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2006年5月29日 (月)

日本初の本格的LRT、開業1ヶ月

 本当は開業に際して書きたかったのですが、河合奈保子さんの突然の新譜リリースにすっかり吹き飛ばされてしまいましたので、1ヶ月遅れで書いてみようかと・・・。

 JR富山港線(富山-岩瀬浜)を引き継いだ富山ライトレールが5月29日で営業運転開始から1ヶ月になります。といっても、ピンとこない方が大多数でしょうねえ。お世辞にも全国区のニュースにはなってないですから・・・。でも、この開業は全国区級の画期的な出来事なんですよ、本当は。なんといっても、タイトルのように「日本初の本格的LRT」ですから。

 LRT(ライト・レール・トランジット)とは何か・・・。北米や西ヨーロッパで広く導入が進んでいるこの交通システムは、新聞報道などでは和訳として「次世代型路面電車」と表記されることが多いのですが、実は説明が非常に難しいのです。ゆるい概念しかありませんので。私なりに理解した範囲ではだいたいこんな感じかな。
 「ヘヴィな鉄道車両ではなく、ライトな路面電車タイプの車両を使い高頻度運転を行う」「基本的に専用の走行空間が確保され高速で定時性がある」「線路は必要に応じて地下にも高架にもする」「近代化した車両と線路により静粛な走り」「まちづくりのなかできちんとしたポジションを与えられている」

 路面電車の延長線上じゃないか、と言わればそうかもしれませんが、既存の鉄道路線や貨物線、はたまた廃線跡を活用して開業するケースも多いので、必ずしも路面だけを走るのではありません。
 また路面電車にヨーロッパで流行っている超低床ノンステップ電車を導入することがLRTだと理解しているとしか思えない報道が一部、というか大部分かもしれませんが、これは間違い。バリアフリーは世の流れで重要ですが、単に在来車の中に新車数台を投入しても線路を含めたシステム全体が近代化してないとダメですね。

 で、なぜ富山ライトレールが日本初といえるのかというと、既存の鉄道路線を転換して開業していることと、車両が新性能車で統一されていること、富山市の強力なイニシアティブによりまちづくりの一環として推進されていることが大きいでしょう。実はこれ、ヨーロッパでの導入パターンの典型のひとつなんです。それまで日中1時間1本程度だった富山港線は今回のLRT化により15分に1本となり、終車の大幅延長、停留場の増設やバリアフリー化とあわせて格段に利用しやすくなっています。

 北日本新聞の報道やネットでの書き込みを拾い読みしていると、開業後の乗客数は予想を上回り、平日昼間でも結構な乗車率だそうです。当然、開業直後ということで用務なして試乗してる人もいるのでしょうけど、まずは好調な滑り出しと言っていいのだと思います。試しに乗りに来ただけでも、それで「いい乗り物だ」という感想を持ってもらえれば結構。リピーター予備軍になりますからね。

 さあ、やっと日本も世界の潮流に追いついてきました。LRTの代表例としてはフランスのストラスブール市が有名で、日本からも相当数の視察団が行っているそうなのですが、これまでストラスブール市の職員は不思議がってたらしいです。「これだけ日本から沢山の視察が来るのに、なんで日本では開業しないんだろう」って。でもこれで胸を張って日本にもLRTが出来ましたと言えます。それに構想から3年で実現という早業にも大拍手。こんどは富山に全国から視察団が来るでしょう。富山の皆さんにはぜひ実績を積み重ねて大きく育てていって欲しいと思います。

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2006年5月24日 (水)

奈保子さんがJASRACと契約

 当店の本館はJASRAC許諾サイトとなっていますが、その関係で時々JASRACの楽曲データベースを参照しています。で、昨日調べものがあってデータベースを検索していて「そうだ河合奈保子さんの新作は登録されてるのかな?」と見てみたら・・・。

 ありました。『nahoko 音 / bule』『nahoko 音 / orange』収録曲の全てが登録されていました。これを見ると幾つかのことがわかりました。

 まず、権利者(作曲)およびアーティストはすべて『河合奈保子』で登録されています。よって、リリース直後で情報が乏しかった時期にネットで見られた「河合奈保子の名義での復活ではないのでは?」とか「本当に奈保子さんが演奏してるの?」という疑問については綺麗に払拭されています。もちろん、アップル社のサイトで発表されたコメントで既にクリアされてはいますが。

 そして、ここが個人的には重要に感じたのですが、奈保子さんがJASRACに著作権管理を信託したことがわかったこと。実はつい最近まで、奈保子さんはJASRACとの信託契約がなく、楽曲検索したときに「無信託」と表示されていたのです。権利者がJASRACとの信託契約がない場合、著作物を使用するには本人の許諾を得なければならず、権利者、利用者ともに不便です。では、これまで奈保子さんの自作曲はどういう扱いだったかというと、「有馬路よ」など一部の楽曲を除き芸映音楽出版や日音といった著作権管理を代行をする「出版者」がJASRACに信託していました。

 で、iTunes Music Storeのみの発売である今回の新譜では「出版者」はどうなっているか見てみると、やはり登録がありせん。うーん、どこかの出版社が関与してないかなあと淡い期待を持っていたのですが・・・。今回の新譜リリース、本当に奈保子さんとそのサポートメンバーだけのプロジェクトみたいですね。
 こうしてみると、既存の音楽業界に頼らずに新譜をリリースすることになった結果、著作権管理も自らJASRACに信託した、ということになるのでしょうか。あるいは音楽創作活動の本格再開への布石、なのかな。どちらにしても、今後の活動の展開が楽しみです。

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2006年5月21日 (日)

三信ビルをテーマにシンポジウム

 何度か話題にした東京・日比谷の三信ビルが取り持つ縁で、関東都市学会の春季大会を聴講してきました。メインのシンポジウムが『都市のかたちは何を映すのか?三信ビルは物語る』というもので、私は会員ではありませんが三信ビル保存プロジェクトに近い方からお誘いを受けていたものです。

 場所は東京・目白台の日本女子大学の一室。女子大なんて場所に足を踏み入れるのは初めてで、ちょっとどきどき・・・でも入ってしまえば普通の建物です。男子トイレもありましたし(笑)。会場の教室はほぼ満員の大入りで、用意したレジュメが足りずに急遽増刷するほど。私のように三信ビルがらみで来場した非会員の方が多かったようで感心の高さがうかがえます。

 驚いたのが、発表者がみなお若いこと。学会の大会というと年配の方の独壇場みたいなイメージがあったのですが全く違いました。内容もしっかりしており、進行の関係で駆け足での説明にはなったものの要点を押さえた発表になっていたと思います。
 シンポジウムでは都市における再開発の問題点が浮き彫りになりました。いま東京で行われている再開発プロジェクトは国が音頭を取っており住民(あるいは地域)の意向を必ずしも反映していないこと。再開発の恩恵は主に富裕層が享受しており、再開発の対象でない地域との差が広がりつつあること。林立する超高層ビルがみな同じ面構えで個性ある街づくりになっていないこと・・・などなど。
 そして様々なジレンマも抱えていること。民間の所有する歴史的建造物を残すには儲かる仕掛けが必要で、三信ビル保存プロジェクトの提案では、三信ビルの容積率を隣接地に移転させて超高層ビルを建設する形になっている。確かに三信ビルは残せるかもしれないが、超高層ビルで空をふさいでしまうことが本当によいのかという話。そして、このような保存手法が提案できるのは地価が高い東京ならではである一方、地価が高いからこそ再開発の圧力が強く建造物の保存が困難であること・・・。
 短い時間のシンポジウムで結論が出るものではないですが、現状に対する危機感を背景に密度の濃い意見交換の場になっていたと思います。

 三信ビルは所有者が既に解体の方針を決定しており、そうそう覆るものではないと思います。せめて今寄せられている保存の声(署名)を受け止め、次に建つビルがまた75年後に「解体するには惜しい」と思わせるようなビルとなることを願います。

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2006年5月15日 (月)

NHKのレコード室にもありました

 以前にも綴ったことがありますが、NHK-FM「ミュージックプラザ第2部ポップス」の月曜(DJ:つのだ☆ひろさん)と金曜(DJ:太田裕美さん)を録音で聴いています。で、5月12日(金)の分を昨日聞いていたのですが・・・。
 なんとなんと、河合奈保子さんの「微風のメロディー」がリクエストで流れているではありませんか!いやあ、嬉しい。全国放送で聴く奈保子さんの歌声は格別!ある意味CDで聴くより気分が良いです。ちなみにリクエストしたのは私ではなくて、ラジオネーム「れもんみるく」さん。どなたのリクエストであっても曲が流れればそれでよし。リクエストありがとうございました。

 実は私、その「微風のメロディー」を季節的に似合うと思われる3月から4月にかけてしつこくリクエストしてたんですけどね、全然ダメだったんです。裕美さんの番組では80年代アイドル出身アーティストの曲が選ばたのは過去1年で数曲程度なので、もしやと思い最後は実験として尾崎亜美さんのバージョンでもリクエストしてみたのですがやはり流れませんでした。
 となると、選曲がどうの、というよりは、リクエストに付随するメッセージの部分の出来が悪かったということなのかな?難しいなあ。

 ところで、NHKのホームページに掲載される番組表では、放送する楽曲については事前に音源、つまりCD番号が公表されています。ミュージックプラザ第2部ポップスのようなリクエスト番組でも放送終了後に公表されます。
 そこで、今回の「微風のメロディー」のCD番号を確認してみたら『COCP-31634』となっているではありませんか!これ、4枚組CD-BOX「JEWEL BOX」の2枚目ですよ。つまりNHKのレコード室には「JEWEL BOX」があるということで、これは言い換えると奈保子さんの全シングルAB面が最新リマスタリング音源で揃っている、ということであります(^^)

 実はですね、今年の成人の日に奈保子さんの「17才」がかかったときに公表されたCD番号は『TECN-19848』だったのですが、これは「続・青春歌年鑑'81 PLUS」でして・・・。奈保子さんの曲を流すのにオムニバス盤を使うってことは、もしや奈保子さん名義のまともな音源が無いのか?などと少々心配になっていたのですが、これで安心してリクエストできることがわかりました(笑)。ということで皆さんもどんどんリクエストしましょう。

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2006年5月13日 (土)

ダウンロード販売好調の陰で

 河合奈保子さんの12年ぶりの新譜『nahoko 音/blue』『nahoko 音/orange』も発売から早いものでもう2週間を過ぎておりますが、ネット上ではダウンロードした方や試聴した方の好評の声をよく見かけることができ嬉しい限りです。突然の新譜発売の舞台がアップル社だったこともあってMacファン、iTunesユーザの方がかなり興味を持っていただいているようで、単に奈保子ファンだけの広がりになっていないのがまた嬉しいですね。5月2日前後ではiTunes Music StoreのToday'sトップアルバムで総合トップ10に入るなど売れ行きも好調。今も40位前後に位置しています。(ポップ部門では依然トップ10以内!)

 しかし・・・iTMSでの限定発売ということで、ダウンロードして聴いた方が大勢いらっしゃる一方で、聴きたくても聴けないという方の声もネット上で見かけます。パソコンのスペックや通信回線などの環境の問題、ネット上でのクレジットカード決済への抵抗感、とか事情は様々だと思いますが、とにかくiTMSで試聴や購入ができない方がいらっしゃることは間違いありません。

 楽曲のダウンロード販売については3月5日に「柴田淳さんに共感」というタイトルで思うところを綴ったところですが、我ながらあまりのタイミングに苦笑してしまいます。手軽さが売りのダウンロード販売、確かに家に居ながらにして、配送を待つことなく瞬時に手に入れることが出来ます。しかし、それは環境が整っている人に限った話。利用したくても出来ない人にとっては、購入が難しいどころか「出来ない」わけです。新譜発売直後から積極的に情報発信をしてきた「河合奈保子音楽夜話」の主宰者であるsantaroさんも、友人に購入を代行してもらいようやく聴けるようになったという状況を綴っておられます。

 河合奈保子『nahoko音』 入手

 楽曲が欲しい人に届かない・・・。とても残念なことだと思います。奈保子さんも決してそれを望んでいるわけではないと思います。今回の新譜がiTMSでの限定発売になったのはそれなりの事情があるのでしょうが、やはりパッケージでの販売を望みたいです。欲しい人に容易に届くように。

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2006年5月 7日 (日)

熱狂の日、行ってきました(3)

 さてしつこく熱狂の日音楽祭について。前回書ききれなかった来年に向けての課題(大げさ!)をクラシック素人の目で少し綴ってみます。

 私が思う課題はずばり、「気軽さ」と「混乱のない運営」のバランスをどう取るか、に尽きます。多分そんなことは私が言うまでもなく主催者が一番よくわかっていて、昨年の教訓も踏まえつつ考え抜いた結果が今年の結果に表れているのだとは思いますが・・・。

 確かにチケットブースでの大行列と、並んでいるうちに聴きたい公演が始まってしまう、という事態は回避されました。これは先行予約特典つきのメルマガ会員を募集したりして前売に力を入れたためと思われますが、結果として当日に買える公演が極めて少なくなりました。5000人収容のホールAの公演ですら、有名曲の公演を中心に会期前に完売が続出していたのです。どちらが良いかとは一概に言えませんが、やはり「気軽に、気楽にクラシックの世界に触れてもらう」ということであれば「面白そうなので立ち寄ってみることにした」というような方でも買える様な工夫が欲しいところだと思います。会期前に完売しているようだと、相当前からチケットを購入しなければなりませんが、そういう行動を取る方はリピーターかコアなクラシックファンだと思いますので。現に、今年はチケットブースを個人的取材がてら(笑)ふらついていると、「あのうチケットありますけど」と2度ほど声を掛けられました。ダフ屋ではなく「予定が変わり買った公演が聴けなくなったので」ということなんですが、つまりは予定が立つ遥か前からチケットを押さえにかかっていたということだと思うのですよね。(私もそうでした)
 具体的な解決策はと問われると難しいのですが、J-POPのコンサートだと前売は数日前に締め、残席のチケットを印刷し会場で手売り、というケースがほとんどですよね。同じことは熱狂の日で出来ないものですかね。その残席も当日枠をある程度確保しておいて。公演数が半端じゃないので管理が大変なのとチケットブースの行列が心配ですが、オンライン発売でなければ手早くさばけるのでは。当日券の売場は各ホール前に分散すればよいかと。
 とにかく当日券は混乱の元、という考え方であれば、有料公演のチケットがないと入れない無料コンサート会場(地下展示ホール)に500円ぐらいで入場してもらう、というのはどうですかね。今年のようにプロも出演するなら検討の余地があると思います。無料コンサートの模様は地上広場の特設画面でも生中継されてましたが、せっかく来ていただいたからには少しでも生の楽器の音に触れてもらいたいものです。

 そして気になったのは料金設定。最低価格1500円は昨年と同様でしたが、収容力のあるホールA,Cを中心に2000円、3000円の公演が結構増えていたのです。45分から60分のコンサートで3000円では(内容にもよりますが)決して安いとは言えないでしょう。特にホールAに関して言えば音響の評判が良くないのですから、その分を割り引いてもいいのではと思います。S席の範囲を1階の20列ぐらいまでに限定するだけでも検討願いたいところです。

 もうひとつ、私の聴いた公演では全然気にならなかったのですが、一部公演では子供が騒々しかったそうです。特に0歳児から入れる「0歳からのコンサート」が相当だったみたいですね。ブログを読んでいると、やはり未就学児童は入場を断ったほうが良い、という意見を展開しているところもあります。しかし、熱狂の日音楽祭は子供連れにも気軽に来てもらうのも狙いのひとつ。これは子供へのサービスというより子供を抱えた親へのサービスでしょう。まあ、子供のしつけがきちんとできない親にも大いに問題があると思いますが、そうであっても主催者から親へ最低限守って欲しいことを理解させるアプローチを考えるべきで、子供を排除すれば静かになるというのは安直に過ぎませんか。従来型の子供のいない静かで堅苦しいクラシックコンサートがお好みな向きはそういうコンサートへ行けば良いのではないのですかね。

 熱狂の日音楽祭は、クラシックの民主化、改革開放の旗手といってよいでしょう。コアなクラシックファンの意見に押されて、クラシック初心者を主なターゲットとした祝祭の性格が曲がることのないよう、主催者にはお願いしたいところです。

 あー、今綴ったようなこと、会場のアンケートに書いておけば良かったなあ。最後の公演を見た後、気分が高揚していてアンケートのことをすっかり忘れていました。書けばいいことあるんですよねー。(くわしくはT2U音楽研究所のこちらを参照ください)

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熱狂の日、行ってきました(2)

 という訳で前回に続き熱狂の日音楽祭について。前回はコンサートのへなちょこレポでしたが今度は会場の様子などを・・・。

Lfj2006_1 まず何といっても気になるのは地下コンコースに特設されたチケットブースの混雑状況ですが、6日朝9:30ごろの状況が左の写真。昨年の同じ時間帯は大変なことになってましたが、今年は拍子抜けするほどガラガラ。その後も時々観察してましたが昨年より1つ多い13箇所の窓口がフル稼働しているのはまれだったみたいです。とはいえ、券が残っている公演が4つのみ、しかも遅い時間帯がメインとなればこんなもんかと。
 なお、昨年は地上広場にもチケットブースが窓口2箇所で設置されてましたが、今年はチケット販売はおこなわず案内所として機能してました。

Lfj2006_2 では地上広場はどうかというと、こちらはもう昨年どおりの盛況ぶり。ズラリ並んだ移動販売車(ネオ屋台)には列ができ、広場に設けられた椅子も空きを探すのが大変なほど。そこにホールを移動する人の流れが加わり大変な混雑です。でもこのお祭り気分がなんともいえないのですよねー。風にあたりながら生ビールを飲みつつ次の開演を待つ、というのはなかなか良いですよ。飲みすぎるとトイレに響きますが(笑)

Lfj2006_3 そして、そのお祭り気分を盛り上げるべく広場や地下コンコースを巡回(?)しているのが、モーツァルトのコスプレをした方。結構いい声していて、歌いながら話しかけてきたりします。行く先々で写真に納まっていました。ちなみに真ん中の異様に背の高い女性はなんだかわからなかったのですが、「夜の女王」といって歌劇「魔笛」に出てくるキャラらしいです。この方はモーツァルトと違って全く笑わなかったですねー。

Lfj2006_4 みやげ物売場(モーツァルト市場)も大盛況ですが、いわゆるグッズにはあまり興味がないのでパス。その代わりに買ったのが会場のあちこちで立ち売りされていたチケットホルダー(写真,1000円)。青、橙、黒の3色ありましたが圧倒的に人気だったのは黒。実は海外のアーティスト達がぶら下げていた通行証が軒並み黒のチケットホルダーに収まっていたのですね。ちなみに私はみやげではなく実用品として買いました。地下展示ホールに入るときに入口で公演チケットを見せなければならないのですが、何度も出入りするのにいちいち鞄から取り出すのは面倒くさいということで(笑)。
 特設カフェもありましたが規模は昨年に比べ縮小。ビールやつまみ、サンドイッチを売ってはいましたがセルフサービスに変更されていました。昨年の大混雑をうけてのことでしょう。

 そして地下の展示場。チケットまたはその半券がないと入場できないエリアですが、当然ここも大盛況。無料コンサートはアマチュアだけかと思ってたのですが時間によってはプロが出ていたのに驚き。私はたまたま長栄交響楽団を聴いたのですが、これ無料でいいんですか?

 まあこんな感じでにぎやかなお祭り気分が心地よかったのですが、個人的に嬉しかったのがバイオリニストの高嶋ちさ子さんを間近で見られたこと。5日午後、NHKの特設スタジオが地下コンコースに出来ていて公開生放送をしていたのですが、その司会をしておりました。細身のとても綺麗な方でしたよ。でも個人的にはちょっと違和感も・・・司会もいいですが会場で弾いてくださいな、来年は(^^;

 うわー、長くなってしまった・・・。来年に向けての課題は次の機会に(笑)

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熱狂の日、行ってきました(1)

 「モーツァルトと仲間たち」をテーマに5月3日からコンサートが始まった熱狂の日音楽祭も大盛況のうちに5月6日に終幕。その後半2日、出かけて聴いてきました。今年も楽しかったー。たぶん長くなるので演奏編とその他に分けて綴ってみます。

 ということで演奏編からいってみたいのですが、まあクラシックど素人の私にレビューなどできるはずもありません。あくまで素人のちょっとした感想・レポぐらいに留めて置いてくださいませ。たまたま同じ公演を聴いた耳の肥えたコアなファンから「それは違う」などと突っ込まれたとしても困りますので(笑)。

 また、細かいクレジットをつけているととても長くなってしまうので、公演の詳細については公演番号を対照して公式ページでご確認ください。(手抜きだー)

■5月5日
#315 レクイエム ニ短調
 (ホールA,19:45)
 4日の同一公演(#215)が素晴らしかったという声をネット上で見かけたのと、古楽器による演奏に興味が沸いたので前日に急遽切符をとって聴いた公演。ホールA(5000人収容)の1階席のかなり後ろだったので、聴こえ具合はどんなもんかと思いましたが、思いのほか音圧があり結構良かったです。演奏と合唱が一体となって実に美しかったですね。細かいニュアンスは聴こえてないのかもしれませんが、こういう宗教曲は迫力で聴かせるようなものではないのでしょうから遠くで鳴っている雰囲気もありなのかもしれません。

■5月6日
#421 ピアノ・ソナタ第11番イ長調「トルコ行進曲付き」 他
 (ホールB7,10:00)
 これは「トルコ行進曲付き」狙いで取ったもの。ホールB7は会議室に急ごしらえの反射板などを取り付けた感じの小さなホール(770人収容)。ピアノはドイツで活躍中という小菅優さん。他に2曲演奏しましたが、なかなか力強いタッチに感じましたね。クラシックのピアノソロを聴くのは初めてだったのですが、朝一番で少々眠気も残るなか思わず身を乗り出して(気持ちだけですよ!)聴き入りました。

#442 ピアノ協奏曲第23番イ長調 他
 (ホールC,11:00)
 これはなんとなく耳にしていたピアノの仲道郁代さん目当てで取ったもの。で、直前にあらためて確認したら指揮が大友直人さん!東京文化会館の『Popular week LIVE』で尾崎亜美さんと鼎談していたあの大友さんに再会できました。たたずまいが絵になりますねー。カッコいいです。仲道さんのピアノはロマンチックな感じでしたね。とても楽しそうに弾いてました。ピアノのパートがない部分でも手を指揮するように動かしていたりして。演奏の長栄交響楽団(エバーグリーンシンフォニー)は台湾の民間オケだそうですがしっかりしていたと思います。女性団員の比率が高く華やかで、深いグリーンのドレスが綺麗。ちなみに23番の第2楽章は薬師丸ひろ子さんの「花のささやき」の原曲だそうですが、その曲自体を知らないので特に感慨はなかったです(笑)。

#413 歌劇「フィガロの結婚」序曲 他
 (ホールA,14:45)
 これは、カップリングの交響曲第41番ハ長調「ジュピター」とともに曲目で選んだ公演。いや、正確にいうと『ジュピターは平原綾香だけじゃないっ!』というキャッチコピーにひかれたのですが(笑)。ホールAでしたが結構前のほうだったので迫力も感じられ良かったです。耳に馴染みのある曲は聴いていて気持ちがいいですね。指揮の飯守泰次郎さんは小柄ながらアクションの大きい指揮ぶりが印象的でした。

#414 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 他
 (ホールA,17:00)
 またまた曲目で取った公演です。そうですよ、今回は耳なじみの曲中心に取りました。素人だもん(開き直り)。ここもホールAながら結構前のほうで聴けたのが良かったです。指揮は井上道義さん。この方は大柄でかつ大きなアクションの指揮ぶりでグイグイひっぱる感じがこれまた印象的。カップリングはピアノ協奏曲第21番ハ長調だったのですが、ボリス・ベレゾフスキーさんのピアノはすごかったですねえ。舞台右手から見ていると上半身全く動かず淡々としているように見えるのですが、ころころと転がるような音に驚き。まあ早く弾けるからえらい、という訳でもないのでしょうけど・・。耳なじみの第2楽章は一転静かながら情感のこもった感じでした。終了後の拍手は鳴り止まず、井上さんとベレゾフスキーさんは何度も舞台に出てきて挨拶。そしてアンコールで21番の第2楽章をもう一度演奏。大いに盛り上がりました。


 とまあ結構長くなってしまいましたが、へなちょこレポはこのぐらいで。次の記事は会場の雰囲気や来年に向けての課題(大げさ!)を綴ってみたいと思います。

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2006年5月 4日 (木)

熱狂の日音楽祭、今年は混乱なし?

 5月3日からメインのコンサートが始まった「熱狂の日音楽祭」(東京国際フォーラム)ですが、ブログなどの情報を追っていると、昨年のようなチケットブースでの大行列は出来ていない、ようです。5月2日の記事でそうとう脅かした(笑)のですが、肩透かしになってるかな。しかし、人出自体が減っているわけではなく、会場周辺は大変賑わっているようです。

 前売券を買うべしという昨年の教訓が一般の方に相当行き渡っているみたいですね。もっとも、行列が短いのは既に売るチケットが残り少ない・・・という面も大きいのかもしれません。4日夜の時点で5日と6日の公演も5000人収容のAホールを中心に4~6公演ほどしかない状況(しかも夜の公演が多い・・・)。
 ということで、ブースに行列はなくとも事前にチケットを買ってから会場へ行くのが鉄則、という点は変わりません。早いとこチケットを押さえないとなくなっちゃいますから・・・。

 さて、今年の「熱狂の日音楽祭」では、主催者が公式ブログを立ち上げており、こまめに情報を発信中です。まさにリアルタイムで音楽祭をレポしており、会場とその周辺の模様が良くわかります。これを見るだけでも楽しそう。チケットがなくても楽しめるサテライト会場の無料コンサートなども紹介してますので、行ってみたいけどチケットないし、と言う方はどうぞ参考に。これを見ていて私も急遽、あす5日から行くことにしました(笑)。

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2006年5月 2日 (火)

熱狂の日音楽祭、開幕

 河合奈保子さんの突然の復活ニュースに沸いている(笑)当店ですが、ちょっとひと休み。

 昨年大きな話題となった「熱狂の日音楽祭」が、今年はモーツアルトとその仲間をテーマに4月29日に開幕しています。もっとも、関連イベントが始まったのが4月29日ということで、実際のコンサートはあす5月3日からですので、明日が実質的な開幕なのかもしれません。

 で、余計なお世話と言われそうですが、昨年の経験から、来場を考えてらっしゃる方に少しアドバイスを・・・。

○売切公演を確認しましょう
 昨年、低料金で気軽に聴けることが大きな話題となったこともあってか、実は、すでに多くの公演が売切となっています。電子チケットぴあなどで残席情報を確認しましょう。とりあえず現地に行ってその場の気分で公演を選んで・・・という状況ではありません。

○チケットは事前購入が鉄則
 会場の東京国際フォーラムにチケットブースが特設されますが、昨年は気の遠くなるような行列ができていて1時間待ちは当たり前、みたいなところがありました。下手をすると並んでいるうちに公演が始まってしまいます。チケットぴあ取扱所、コンビニ(ファミリーマート、サークルK・サンクス)の端末でも買えるので、来場前に買いましょう。特設チケットブースもオンライン端末で発券しているので、コンビニ購入と条件は同じです。都合で来場前に買えない場合でも、会場近くのコンビニを探して買うのが賢明です。

○実は無料コンサートもチケットが必要です
 国際フォーラム地下ホールではアマチュア楽団の無料コンサートも開かれているのですが、ホールの入場には有料公演のチケットの提示が必要です。これは公演終了後の半券でもいいのですが、とにかくチケットを見せる必要があります。ですのでふらっと行って無料コンサートだけ聴いてくる、といったことはできません。逆に最低1公演でも有料コンサートを聴けば結構遊べます。

 とまあ、なんだか今から聴きに行くのは難しいんじゃないかというイメージを植えつけてしまったかもしれませんが、会場周辺の雰囲気だけでも楽しいものがありますよ。クラシックのコンサートでこんなに盛り上がるのか!と驚くこと請け合いです。
 私も最終日の5月6日に楽しんできます。

☆追記
 チケットなしで熱狂の日を楽しむことはできないか、と迫っているブログ記事を発見。ご参考にどうぞ。
 チケット無しでも楽しめる?
  ~ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2006 のリアルタイム? blog
 国際フォーラム以外の無料コンサートは誰でも楽しめるようです。

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2006年5月 1日 (月)

アップルに奈保子さんのコメントが!

 すでに本館トップページでもお伝えしていますが・・・

 河合奈保子さんの4月26日の突然の新作リリースに大いに驚き、iTunes Music Storeからダウンロード購入して歓喜していたのですが、ファンサイトの掲示板やファンのブログではリリースに関する情報がないもどかしさを嘆く声が結構あったのも事実です。

 ところが、「Blog!NOBON」さんのところの記事で、アップル社のホームページで、今回のプロデューサー森村献さんへのインタビュー記事と言う形で情報が発信されていることを知りました。

 河合奈保子 『nahoko音』プロデューサー 森村献インタビュー

 なんと、奈保子さんのコメントも寄せられています。やはり、休業しても大好きな音楽への想いは消えることがなかったという点が、そうだろうなあとは想像していたものの確認できてとても嬉しいです。曲が自然に溢れ出てきたというところが良いですね(^^)
 嬉しいニュースなのですが、驚いたこともあります。レコーディングはグランドピアノの実演ではなかったということ。これは聴いていて気がつきませんでした。
 そしてかねがね噂にはなっていた海外在住の件が確認されたこと。ということは「来日公演」は難しいかな・・・うーん、ちょっと残念かも。。。

 でも、森村さんのインタビューの最後の部分では
 「今現在も河合さんは日々音楽を作り続けています。」
とあります。そうである限り期待は膨らみますね。そして次のステップではぜひ歌唱を。。。

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