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2005年8月14日 (日)

ラジオドラマ「大阪レジスタンス」を聴く

 先日話題にしました毎日放送のラジオドラマ「大阪レジスタンス」を横浜の放送ライブラリーで聴いてきました。

話の筋としては、
 『19**年、日本に言語統一令が出て「言語警察」が大阪弁で会話する一般市民を次々と逮捕、さらには収容所に送り矯正指導するなどの弾圧が加えられる。この事態にレジスタンスが組織されるが、弾圧はさらに激しくなる。しかし大阪が日本から独立し、大阪弁やごちゃごちゃした街づくりを奨励するなど大阪らしさを取り戻す政策を進める。』
といったところです。
 ドラマは天ぷら屋の店主からレジスタンスのリーダーに転じたヨドガワ(岡八郎)、そしてサブリーダー的存在のキヨハラ(桂三枝)の二人が軸となって進みます。河合奈保子さん演じるミツコはヨドガワの娘かつキヨハラのガールフレンドという役柄で、配役上は上位に位置するみたいですが台詞は少なかったのが残念・・・。

 で、ドラマは面白かったのか?という点ですが、面白いんですが想像していたものとは少し違いました。私は全編に渡ってハチャメチャ、抱腹絶倒という感じかなと思っていたのですが、弾圧の過程で家族が悲劇に見舞われたり仲間が死んでいったりと、結構泣きが入る筋立てなんですよ。それに、全体の描写は戦前・戦中の日本を下敷きにしているように見えてしまうんですよね。言語警察は特高警察をほうふつとさせますし、逮捕されたヨドガワの家族が町内会から出で行けと言われたりするくだりは隣組制度を思い起こさせます。そして言語の強制も外地では行われていたわけで、聴いているうちにこれは単なるコメディーではなく社会派のドラマでもあると思えてきました。作者の桂三枝さんがどこまで意識して書いたかは知る由もありませんが・・・。

 もちろん随所にちりばめられたネタは笑えます。ライブラリーはヘッドフォンで聴くようになっているのですが、オープンスペースなので笑いをこらえるのが大変だったり(^^
 ちなみに公開生放送ということで、観客もウケており笑い声がそのまま収録されています。

 ちょっと意外だったのは最後があっけなかったこと。あれよという間にエンディングになってしまったので、私にとってはちょっと消化不良気味でした。

 それにしても貴重な音源が公開されていることに感謝。ラジオはまず再放送の機会なんてありませんので、こうした施設の役割がテレビよりも強いですね。横浜へお立ち寄りのときにいかがですか。

(2005年8月15日追記)
 ラジオはまず再放送の機会なんてありませんので・・・・と、書いたのですが、頂いたトラックバックの情報をたどったら、なんと「大阪レジスタンス」が今年1月に毎日放送ラジオで再放送されていました。そして、それ以上に日曜深夜とはいえラジオドラマの定時枠(ドラマの風)があることに驚き。民放の、しかも中波ラジオでは絶滅したものと思っていましたので。なかなかやりますね、MBSさん。

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» 桂三枝と新作落語とバラエティ [夏炉冬扇行雲流水 - wordpress]
高校三年間、学園祭だけ高座に上がっていた私にはやはり関西落語に思い入れがあるので・・・MARUさんところのラジオドラマ「大阪レジスタンス」を聴くにトラバします [続きを読む]

受信: 2005年8月15日 (月) 11:58

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