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2005年5月 2日 (月)

熱狂の日

 東京国際フォーラムで開かれていたクラシックの音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」に最終日の1日、行ってきました。この音楽祭、クラシックの裾野を広げるために「とにかく敷居が低い」のが特徴。5~6箇所あるホールで45分程度の公演が朝から終電近くまで同時進行。ちょうど映画でいえばシネコンのような感じでしょうか。そして何といっても料金が安く、殆どの公演が驚きの1500円!。4公演見てもJ-POPのコンサート並というお手軽さです。ちなみにテーマが設定されており演目は「ベートーベン」一色です。

LFJ2005_1 「ラ・フォル・ジュルネ」は邦題が「熱狂の日」となっていますが、会場特設の切符売場に早くもその予感が・・。朝9時半頃に会場についたのですが、窓口が12箇所もある切符売場は長蛇の列。そして最後尾を見ると「90分待ち」の表示が・・。これでは並んでいるうちに早い時間の公演が始まってしまう、ということでスタッフに詰め寄っていた方もいたほど。まあ気持ちはわかります。これは、「気軽」ということが宣伝されたために前売り券を買わずに来た方が多かったからかもしれません。ちなみに私は前日に下見を兼ねて会場へ行き切符を買っておいたのでこの点は問題なし。

 私が見たのは2公演。午前中はAホールで仏国立ロワール管弦楽団の演奏による「レオノーレ」序曲第3番と交響曲第5番「運命」を。朝っぱらから「ジャジャジャジャーン」です(笑)。5000人収容の大ホールですが完売御礼。
LFJ2005_2私は2階席のかなり後ろのほうでしたが、前後の段差が大きいので舞台は見やすかったです。距離が遠いので顔は判別できませんが・・。パンフレットには「朝一番、眠気も醒める大迫力」とのキャッチコピーが添えられていましたが、確かに迫力あります。ただし、タツノコ座ライブで「すぐ近くの弦の音」に慣れてしまっているせいか少しマイルドな感じがしました。迫力といえば5000人の大拍手も相当な迫力でした。

 さて地上広場に出てみるとものすごい人、人、人。いやあクラシックでこんなに人が集まるんですねと感心。自動車改造の屋台がたくさん出ていてオープンテラスの趣き。物販コーナーも大入りで、特設のカフェもてんてこ舞い。切符売場は相変わらずの行列ですが、完売の公演が続出しさすがに少し短くなっていました。

 レバンテで昼食をとった後、午後はCホールでシンフォニア・ヴァルソヴィアの演奏とアクサントゥス室内合唱団の合唱による「ヨーゼフ二世葬送カンタータ」と「静かな海と楽しい航海」を。どちらも全く知らない作品ですが、パンフレットに「レア物」との触れ込みがあったので選んでみました(笑)。
LFJ2005_32階席でしたが前にせり出したその1番前だったので、舞台とは割と近く顔もバッチリ。音も厚みというかスピード感が感じられたような・・・。「ヨーゼフ二世葬送カンタータ」はそのタイトルからわかるように荘厳な感じ。30分近い長丁場の演奏でもあり、重いといえば重いですが合唱・独唱の響きの美しさが良かったです。続く「静かな海と楽しい航海」はやや暗めの静かな出だしが途中で一転明るくにぎやかな演奏に(済みませんこの程度の表現しかできません)。10分程度の演奏ですが変化に富んだ構成で楽しめました。終演後は拍手が鳴り止まず、指揮者も出たり入ったりの後(笑)、アンコールで一曲。フランス語で曲紹介したようですがもちろんわかりません。ちなみに指揮は珍しく女性の方でローレンス・エキルベイさん。拍手に応えてお辞儀するときに胸に手を当てていたのが印象的でした。

 そのほか、大学生や市民楽団などの無料公演もあって待ち時間に聴いたりと、ほぼ1日どっぷりクラシックにつかりましたが楽しく心地よい一日でした。考えてみるとクラシックのコンサートをまともに聴いたのは小学校のとき音楽の授業の一環で聴かされて(笑)以来で、自腹で聴いたのは初めて。うんちくも何もないですし、誰が有名だとか、演奏の難易だとか良い悪いはよく判りませんが「心地よい」と感じたのは間違いありません。やっぱり生演奏は良いですよ。
 一応、今回は第1回と銘打っているようです。来年以降継続開催されるなら是非また行ってみたいですね。おすすめです。

☆追記(5/11)
 東京国際フォーラム広報室の発表によると、会期中の東京国際フォーラム全館の延べ来場者数は306,310人、チケット販売枚数は116,301枚とのこと。いやはやすごいです。これは事件ではないでしょうか(笑)

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