太田裕美・蒼空コンサート
5月28日は、思い立って太田裕美さんのコンサートへ行ってきました。裕美さんのコンサートは初めてです。場所は熊谷文化創造館(さくらめいと)。高崎線籠原駅から徒歩15分ということである意味「覚悟を決めて」出かけたのですが、なんと無料送迎バスが出ていて楽チンでした。助かった~。
「太田裕美・蒼空コンサート」と題されたこのコンサートは2部構成。第1部(オープニングアクト)は「風と花のハーモニー」というコカリナ市民合奏団の演奏で、第2部が裕美さんのコンサート。第1部は市のワークショップ(昔で言うと文化教室?)の発表会という位置づけです。コカリナ(オカリナじゃないですよ)とは木製の小さな笛で、高音ですが優しい音がします。小鳥のさえずりの趣で森にいるような感じですね。
(日本コカリナ協会HPはこちら)
裕美さんは第1部の途中からゲストとして加わり、市民70人のコカリナ演奏とコラボ。童謡2曲を歌ったあと、1部のラストに熊谷バージョンと称してピアノを弾きながら「君と歩いた青春」を。ここで早くもぐっときてしまいました。
休憩をはさんで第2部はいよいよコンサート本編。ちなみにバンドは3人編成でギター、キーボード、パーカッション兼諸々。
コンサートは懐かしい曲に比較的最近の曲も折り混ぜて進んでいきます。
主な曲目は
恋愛遊戯/南風/赤いハイヒール/雨だれ/風をあつめて/さらばシベリア鉄道/九月の雨/パパとあなたの影ぼうし
などなど。変わったところではCM「南アルプスの天然水」フルバージョンなんてものもありました。
裕美さんはピアノも弾きますが、弾き語りは全体の3分の1ほど。ハンドマイクやスタンドマイクで振りを交えて歌うほうが多く、思った以上にエネルギッシュ。特に意外だったのが「九月の雨」で、ラテン風のハードな編曲にフラメンコ風の振りで歌い踊ってました。しかもイントロで裕美さんが手拍子をリード。確かに元々曲調は激しいほうなのですが、詞の内容からして静かに聴くのかなあと思っていたのですが・・・。大いに盛り上がり中盤のヤマでしたね。
ラストは「青空の翳り」でしたが、改めて聴くと良いですねえ。またまたぐっときてしまいました。帰り道でもMP3プレーヤーでヘビーローテーション(^^;。裕美さんも声質のせいなのか、河合奈保子さんのように胸を締めつけられるような感覚になる曲が多いですね。
で、あの曲は?そう、アンコールはおなじみ「木綿のハンカチーフ」でした。ひときわ手拍子も大きくなって、裕美さんもノリノリで跳ねています。
そしてすべてが終わるとファンの方5~6名が舞台に駆けよりプレゼントを・・・。裕美さんはまるでバーゲン帰りのように紙袋を幾つも抱えて舞台から去ってゆきました。
客席の様子ですが、プレゼントの件でもわかるように熱心なファンの方も結構来ていらっしゃったようで、拍手や手拍子のリードを取ってたり声援やら口笛を送ったり。曲目も聴きなじんだものが多く出てくるので反応もなかなか良い感じでした。さすがにスタンディングは無かったようですが、個人的にはアンコールでは立っても不思議ではない感じがしましたね。ご本人があんなに跳ねているんですから(笑)
それにしても裕美さん、歌声が変わらないですねえ。綺麗な高域が心地よいです。CDで聴いていた声そのままで目の前で歌ってくれて大感動、とても楽しいひとときでした。
そう、MCで印象に残ったことから一つ。
最近NHK-FMで番組を持ったことなど近況に触れて
『パートタイムシンガーなんですが、結構忙しくしてます』
そうですか、パートタイムシンガーですか・・・。家庭も大事にしつつ歌手活動を続けていく、ひとつの指針なんでしょうね。
(なんか中学のPTA役員まで引き受けたそうですね)
☆
裕美さんは6月6日のフジ系「SMAP×SMAP」にゲスト出演するそうです。よろしければどうぞ。
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