AM神戸からラジオ関西へ
明日は阪神淡路大震災から10年。久しぶりにAM神戸のホームページを覗いてみたら、2005年月1日から呼称を正式社名であるラジオ関西に統一したの告知が出ていました。関西一円をサービスエリアとする放送局としての位置づけをより明確にしたということだと思いますが、神戸に本社のある放送局としてのイメージは薄れそうですね。といっても、元々10年位前までは「ラジオ関西」を呼称として使っていたので「元に戻った」だけではあるのですが。いずれにしましても益々の発展をお祈りします。
後から知ったことですが、あの地震のとき、須磨の高層住宅2Fにあったラジオ関西本社は大きく損壊し、一時的に放送が中断しています。激しい揺れで停電して電波は一旦停止、自家発電で電波は回復したものの大半の放送スタッフが一時退避したことにより無音声が続きました。しかし技術スタッフが局内に残り、放送可能との判断でスタッフを呼び戻して6時の時報から放送を再開しています。再開第一声は藤原正美さんの「えー、しゃべりましょうか?しゃべりましょうか?・・・こちらはAM神戸のスタジオです。スタジオがただ今の地震で壊れています。音声が途切れております。詳しい情報が入り次第お伝えします。」というもの。冒頭、副調整室との打ち合わせ音声が電波に乗ってしまっており、混乱しているようすが伺えます。
放送可能といっても局内は損壊がひどく、廊下の壁は落ち、床が一部抜けて1Fの駐車場が透けて見えるという状態。放送スタッフは大きな余震が来れば崩れるかもしれないという恐怖と戦いながら、それでも安否情報や生活情報を流し続けたということです。
ラジオ関西のホームページには、社の「震災の記録」が公開されています。文章も写真も生々しく、ご一読をお勧めします。
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地震直後の状況についてはこちらのブログも参考にどうぞ
■がんばろう神戸|阪神・淡路大震災|ラジオ関西
■ラジオ関西|阪神・淡路大震災
~今日の発見!!
■阪神淡路大震災、NHKアーカイブスから
~オキラクでいいよね?
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