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2004年10月 2日 (土)

夢の跡から

 今から10年前、94年に発売された河合奈保子さんの現時点で最後のシングル「夢の跡から」というと長年のファンの間では色々な感情があることと思います。確かに、前年11月に発売されたアルバム「engagement」の描く世界とは大きく異なり、演歌の香り漂う(っていうかずばりかも)楽曲なので戸惑いも大きかったと思われます。詞も曲もきれいといえばきれいなんですが・・・ね。

 この曲については作詞した八島義郎さんが「心の華 八島義郎作品集」でカバーしていると、本館談話室「奈保子さんの楽曲をカバーしたアーティスト」でご紹介していたのですが、立ち寄ったCDショップでたまたま見かけましたので衝動買いしてしまいました。2枚組みで税抜4854円と高かったんですが、結構厚めのブックレットもセットになっていたので、「もしや制作当時の話でも載っているかも」なんて感じたものですから。

 で、早速聴いてみたのですが・・・
 申し訳ありません。カバーについては誤情報でした。m(_ _)m
 96年に発売されたこのアルバムは、八島さんが詞を提供した楽曲のコンピレーションであり、提供先の歌手のものが収録されていたのです。よって「夢の跡から」も河合奈保子さんの歌唱、つまりCD-BOX「JEWEL BOX」と同じものが収録されていました(リマスタリングはされていませんが)。
 八島さんがセルフカバーしていると書いたのは、JASRACのホームページにリンクしているデータベース「音楽の森」で「心の華」のメインアーティストが「八島義郎」となっていたことを根拠にしたのですが、結果としてはこのデータベースが間違っていたということになります。以上のような顛末で「談話室」のほうも訂正しました。

 さて、ちょっと期待したブックレットのほうですが、こちらは八島さんの略歴のほかには歌詞と楽譜(八島さんが作曲したものに限る)が載っているだけで、特に本人コメントの類はありませんでした。なんか殆ど目的を達成しない買い物になってしまったのですが、本人略歴等は結構参考になりました。1914年8月15日生まれで、元々は彫刻家。「八島遥雲(よううん)」と号し、戦前から各種美術展の審査員をつとめていたとのこと。平成になってからも石版画を発表。
 自らが教祖とされる宗教のことについては一切触れられていません。しかし、ブックレットからは宗教の匂いがプンプン漂ってきます。略歴を「御略歴」と表記し、序文が全て尊敬語という具合で、如何にも信者が教祖のことを書いたという感じです。
 ま、私もここで奈保子さんのことを書くとき「ご出演」みたいな表現はしますが(笑)、奈保子さんを「宗教」にはしたくないですね。宗派を超えて幅広くその魅力を知っていただきたいので(笑)。

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