ソワレ一座・旗揚げ公演
8月20日の夜、新宿「ソワレ」に行ってきました。ライブがあったんですが、これが普通のライブではなくて寸劇仕立てというもの(オペレッタショーというらしいです)。ボーカルのソワレさんに、ヴァイオリンのカジカさん、ヴィオラのトビウオさん、ピアノのアヤさんを従えた「タツノコ座」の旗揚げ公演ということなんですが、大いに笑わしてもらいました。
皆さんそれぞれ音楽はプロなんですが演劇は・・・ということで、そのドタバタぶりはご想像いただければと思いますが(笑)、曲を盛り上げるための演出ということで楽しかったですね。状況設定とかせりふとかが次の曲(の歌詞)につながっていくスタイルで、かつての人気テレビ番組「今夜は最高」をふと思い出したりもしました。歌唱と演奏はプロですからもちろん本格です。生演奏の弦楽器を聴いたのは久々だったなあ。
劇中歌(!)は基本的にいわゆるシャンソンですが、男女関係にまつわるサスペンスという筋書きだったことから「けんかをやめて」も登場。河合奈保子さんに影響を受けた片鱗がこんなところにも出るのですね。
ちなみに上演後のお話では、狭いスペースに大勢(14人前後)お客さんが来たため、本来予定していたほど動きのある寸劇が出来なかったとのこと。既に第2回、第3回の予定もあるとのことで、さてどうなりますか。
ライブが終わったあとは4時すぎの閉店まで呑んでいたのですが、2時ごろだったか、すでに出来上がった状態で訪れたお客様がご来店になって開口一番「シャンソンバーなのにシャンソンが掛かっていない」と言い出しました。実はそのとき店内に流れていたのはザ・ピーナッツ。思いっきり歌謡曲だったわけですが、「ソワレ」はそういうお店でありまして、要はなんでもありみたいです。そもそもシャンソンとは仏語で「歌」という意味であり、狭く捉える必要はないとのこと。この後に流れたのも1968年のNHK紅白歌合戦の音源だったり(笑)。今や大御所の方々の若い声やその上手さに盛り上がってました。
音楽って、あまり型にはめようとせず、自由に楽しむのがいいなと、私も思います。
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