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2004年3月23日 (火)

放送記念日

 昨日3月22日は放送記念日でした。日本における放送の始まりを記念した日なのですが、どうも影が薄いですね。2月1日はここ1年間「テレビの誕生日」として広く告知されたので、テレビ放送開始の日としてご記憶の方も多いと思いますが、3月22日はラジオ放送開始の日なのであります。1925年のこの日、JOAK東京放送局がラジオ放送を開始したのでした。第一声「アー聞こえますか、JOAKこちらは東京放送局であります」は有名ですね。
 最初のラジオ放送というと、東京・愛宕山から放送されたと思われているかたもいるようですが、実際には放送開始当時は愛宕山の放送局は未完成で、芝浦にあった東京高等工芸学校に仮設された放送機からの放送でした。スタジオは図書室を充てたとされています。このため、放送開始当時は「仮放送」とされていました。7月には愛宕山の新局舎が完成移転し、このときから「本放送」となったそうです。
 しかし愛宕山時代は案外と短期間で終わりを告げます。1938年、東京・内幸町に「放送会館」が完成し、放送機能はそちらへと移転してしまいます。愛宕山の局舎は送信塔とともにそのまま残され、戦後は放送博物館に衣替えしましたが、老朽化に伴い惜しまれつつすべて取り壊されました。現在の放送博物館は、その跡地に新しくビルを建てたものです。
 放送博物館を訪れると、その愛宕山時代の放送局のミニチュア模型が展示してあります。かつての放送博物館というと、ハード(受信機、放送機材)メインの展示でややマニアックな感じでしたが、テレビ放送開始50年にあわせたリニューアルでソフト(番組)に関する展示が充実し、より幅広い層が楽しめるようになりましたし、川口のNHKアーカイブスのリモート端末も設置されました。奈保子さんの出演されている紅白歌合戦も視聴できます。紅白歌合戦の歴史のコーナーには、86年の紅白で弾き語りをする奈保子さんの写真も飾ってありますので、お近くの方はぜひどうぞ。入場無料ですので・・・。

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 2005年のリニューアルで紅白歌合戦のコーナーはなくなりましたが、奈保子さんの写真はマイクロホンの歴史のコーナーに移設されて健在です。⇒レポはこちら

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