コピー問題
ココログのピングサーバーが通知する新着記事一覧とか、ココログ専用検索サイト「ココログル」で音楽カテゴリーの記事を探ったりすると、CCCDについて触れた記事によく行き当たります。大抵はCCCDに反対!というものですね。本来のCDの規格を外れているというのがその理由によく挙げられていますが、背景としては世間に蔓延するコピーの問題があることも事実です。
そんな折、なぎら健壱さんが「コピーでけっこう」というタイトルのコラムをお書きになっています。
「どんなにコピーを禁止したところで、新たな方法でコピーをする族(やから)が必ず登場してくるから、これはいたしかたないことじゃないかと言うしかないのである。
実はこれは詭弁である。アタシは、コピーされても仕方ないと思うのである。なぜかというと、コピーされる音楽というものは所詮買わなくともすむものだと思っているからである。」
「本当に好きでたまらないものなら、当然購入する。手元に置いておきたいし、ずっと持っていたい。コピーなどは、所有する満足感を満たしてはくれない。」
「コピーに頭を悩ます前に、コピーで十分という音楽を淘汰するほうがいいんじゃないですかね。」
~東京新聞サンデー版(2004年2月15日付)「言う言う自適」より
なかなか鋭いところを突いておられますね。結局のところ、買って聴きたい、またはモノとして所有したいと思わせるものさえあればコピーの問題など起こらないというのはまさにその通りだと思います。この点、ファン心理なのかもしれないですが、奈保子さんの楽曲は「コピーでいいや」というようなものがほとんど無いですね・・・ま、それ以前にマスターなんかは所有欲が強いので、奈保子さんに限らず大抵は「買って聴く」になりますが。とはいえ、タイトルだけで買うというのもそれなりに勇気がいるので、試聴ができたらいいなと思うことは有ります。書籍であれば書店で「立ち読み」ができるように。(一部のCDショップでは試聴もできるようですが)
考えてみると、奈保子さんをはじめとする80年代のアイドル全盛のころって、ファンの皆さんは「とりあえず出たものは買う」という方が多かったんじゃないかな、と思うんですね。3ヶ月スパンのシングルに年1~2枚のアルバムを合わせるとかなりのボリュームで、少ない小遣いをやりくりしての購入はなかなか大変だったと思うのですが、そういう方々が全体としてのレコード売り上げを押し上げていた面もあるのかな、なんて思ったのでした。外してるかもしれませんが・・・
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