2018年10月23日 (火)

明治百五十年

 報道によると、きょう10月23日、政府主催の明治改元から百五十年を記念する式典が開かれたそうです。そういえば今年は盛んに明治百五十年ということが謳われ、各地のイベントにも冠が付けられたりしてますね。放送協会の大河ドラマも明治維新ものですし。

 では全国どこでも祝賀ムードかといえば、決してそうでもありません。

 9月に京都を訪れた折に、ある学生イベントに立ち寄ったのですが、そこに市の明治百五十年のブースが出ていたので、私はちょっと驚きました。京都は幕末の動乱で街が焼けた上に明治新政府によってなし崩し的に都の地位を奪われており、快く思っているわけがないと思っていたからです。で、ブースのスタッフにそのことを直球で尋ねたら「そうなんですよ。京都は明治維新でえらい目にあって、本当に大変だったんです。なので、その大変な状況をどうやって克服してきたかということを中心にアピールしているんです」という答えが返ってきました。なるほど、ブースで紹介されていたのは京都復活の大きな原動力となった琵琶湖疏水をはじめとした近代化遺産の紹介でした。

 これは一つの例ですが、地域や人によって受け止め方は違ってくると思います。一口に明治百五十年といっても様々な切り口があって、陽の部分もあれば陰の部分もある、そういったことにも心を配りたいものです。

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2018年10月11日 (木)

石川ひとみさんの40周年コンサート

 さる10月7日に石川ひとみさんの40周年記念コンサートが開催されたそうです。私は行ってないのですが、私設ファンサイト「尾崎亜美研究室」の管理人(私も知り合いです)が石川さんもお好きなようで、自然と情報が入ってきまして。このところ記念アルバムが出たこともあってメディアの露出(プロモーション)も増えてますしね。

 会場がTOKYO FMホールということで、河合奈保子さんの現時点で最後のライブ「音の流れの中で(95年)」の東京会場だった場所ですね。客席数が300ぐらいだそうですが、奈保子さんのときのようにすぐに完売してしまったそうです。

 ライブの模様はネットニュースに出ています。
 音楽ナタリーならこちら

 また冒頭で紹介した尾崎亜美研究室の管理人によるライブレポートならこちら

 なぜ、当店でこのことを取り上げたのかといえば・・・素直に「うらやましい」と思ったからです。
 アイドル歌手としてデビューして、曲折はあれどもこうして芸能活動を続けていて、時にライブも披露してくれて。歌声も変わってなくて。それをファンが応援することができて。やっぱりなんだかんだ言っても現役って強いよなあ、と。こちら河合奈保子ファンはテレビジョンの回顧番組で過去の映像が何秒出たとかスルーされたとか、そういうことで一喜一憂しているわけで。。。だからといって奈保子ファンであり続けることに対して心が折れるということは一切ないのですけども(微笑)。

 当店は芸能活動を長期休業中の奈保子さんに関して「ご本人の意思を尊重しつつ温かく見守る」というスタンスを続けていて、それを今後も変えるつもりはありませんが、それでもうらやましいと感じてしまうニュースでした。

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2018年9月30日 (日)

神戸市電に逢いに行く

 先週末のことになりますが、9月24日は神戸市交通局の「交通フェスティバル」へ行ってきました。場所は神戸市営地下鉄の名谷車両基地。地下鉄といっても西神線は地上区間が多く、名谷駅も車両基地も地上にあります。

 地下鉄の車両基地なのでイベントのメインは地下鉄車両の運転台公開とか工場の公開だったりするわけですが、私が目ざしたのは一角にある神戸市電の保存庫です。神戸市電から広島電鉄に移籍した車両に乗ったことはありますが、オリジナルの保存車両を見るのは初めて。

 ここに保存されているのは戦前製の2両。
 まずは700形

Kobe7001
 製造初年が1935年(昭10)。丸みを帯びた正面に大ぶりの窓など優美な車体です。


Kobe7002
 こちらが車内。路面電車なのになんとオールクロスシートです。前後の扉に近い場所は一人掛け、中央部は二人掛け。二人掛け部分にはつり手がありませんね。

Kobe7003
 照明もしゃれていますね。吊り手はリコ式といって琺瑯製のものがバネで斜めに跳ね上げられています。使用時はつかんで手前に引きます。

Kobe7004
 座席です。ただのクロスシートではなく、転換クロスシート。背ずりをバタンと倒すことで前後どちら向きにもできます。(動かせないようにバンドで固定されていましたが)
 この二人掛けシートを当時「ロマンスシート」と称したそうで、700形はロマンスカーと呼ばれたそうです。今ロマンスカーといえば関東の小田急電鉄の特急車両になりますが、実はロマンスカーという呼び方は関西に先にあったのです。(神戸市電より先、1927年に京阪電車に登場した急行用の転換クロスシート装備車両がロマンスカーの先駆け)


 もう1両は800形。

Kobe8001_2
 こちらも車体も700形と同じような優美な姿です。柱に邪魔されて見えませんが700形よりも大型で中央にも扉があります。

Kobe8002
 車内は700形とは違いオーソドックスなロングシート。吊り手も一般的なものですね。製造初年が1937年(昭12)で、すでに日中戦争が始まるなど戦時色が濃くなっていくなか、ロマンスシートなどと言ってられない状況だったのでしょう。

 神戸っ子が「東洋一の路面電車」と自慢したという神戸市電の車両がこうしてきれいに残されていて、常時ではなくとも公開して頂けるのは嬉しい限りです。屋外展示だとどうしても痛んでしまいますからね。きょう9月30日で全線廃止から40年の京都市電は、未公開のまま大切に保管してきた保存車両を4年前に屋外展示に出してしまいましたからねえ。。。(→こちらを参考にどうぞ

この先、きちんと手入れがされれば良いのですが。

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2018年9月22日 (土)

今年も楽しい猫森集会(Cプロ)

 東京・新宿の全労済ホールで毎年開催される谷山浩子さんのシリーズライブ「猫森集会2018」に今年も参加してきました。まだ期間はあるのですが過去形にしたのは、今年は都合で9月21日のCプログラム1つだけの参加になったもので。。

 Cプログラムは「オールリクエスト」。全ての曲が、客席のリクエストで決まります。出演は谷山さんをサポートするキーボード(シンセ)の石井AQさんの他に、ゲストプレイヤーで渡辺等さん。その場の即興演奏となる「オールリクエストに耐えられるプレイヤー」は限られていて、これまでは実績のあるヴァイオリンの斎藤ネコさんとかパーカッションの山口トモさんが担当していたところ、「この人なら出来るんじゃない?」ということで白羽の矢が立ったとのこと。担当は弦楽器でBSとかマンドリンとか。私は初見の方だったのですが、渡辺さんとても良かったです。ベース(コントラバス)の音が好きなこともあるのですが、ピアノとシンセにベースが入ると素敵。そして初見で譜面、場合によっては譜面すらない(歌詞カードにコードだけ書いてあるとか)状況でしっかり合わせてくるのです。マンドリンも良かったなあ。

 演奏曲目はこちら。(手抜き)
2018nekomori_c


 オールリクエストには珍しく(?)白系の曲が並びました。谷山さんというと黒系(=不条理系)の歌に大きな特徴があるので、ちょっと物足りない感じもしないでもなく(微笑)。でも初めて聴くライブだったらこのぐらいが聞きやすくて良いと思います。あ、アンコールはちょっと黒いかも、半黒? M11~13が久しぶりかつ譜面未整備などで苦戦したようで「どうすんだよこれ」なんて言ってましたが(微笑)ちゃんと完奏してました。

 例によって今年も私はリクエスト権は当たらず、10数年リクエスト曲として暖めている曲は今回もお蔵入り。でも.楽しかったです。


 例年、Cプログラムは2日あるのですが、今年は1日だけになってしまったのはちょっと淋しかったですね。来年は2日あるといいな。


 * * * *

 谷山さんと河合奈保子さんの縁と言えばアルバム「ハーフ・シャドウ」のB面(Sunny Side)5曲を谷山さんに提供して頂いていますが、そのアルバムのA面(Shady Side)の2曲「マーマレード・イヴニング」と「12月のオペラグラス」を作曲した小田裕一郎さんの訃報が届きました。マスコミで出回っている記事の見出しでは『「青い珊瑚礁」を作曲』となっていますが、私にとってはなんといっても先ほどの2曲です。アレンジも相まって奈保子さんの曲のなかではずば抜けておしゃれな感じで、.奈保子さんの魅力を引き出して下さったと思っています。ご冥福をお祈りします。

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2018年9月14日 (金)

「受信機」を日常の生活に

 先週は台風と地震が日本列島を襲い、大きな被害になってしまいました。
 それとともに、どちらも大規模な停電が発生し、直接の被害がなかったところでも停電で不自由な生活を余儀なくされるという事態になりました。
 そして、停電によりテレビジョンが見られなくなり何が起きているのか情報が得られなかったとか、スマートフォンでIPサイマルラジオを聞いて情報収集したがバッテリーの減りが気が気でなかった、なんていう話をネットでよく見かけました。

 そういう話を聞くにつけ、「なぜ電池で動くラジオ受信機を持ってなかったの」と思ってしまいます。

 もちろん、今回の停電で不便を強いられた方にはお見舞い申し上げますが、停電が起きたらテレビは役に立たないということは、過去の災害で何度も何度も繰り返されてきたことです。同じことが繰り返されるのは残念でなりません。

 私の想像ですが、結局のところ多くの人にとってラジオが「防災グッズ」になってしまっているのではないかと思います。「いつあるかもわからない災害の時にしか使わないグッズ」だから備えようとしない・・・そんな意識でいる方が多いのではと。

 ラジオ局にも問題があるように思います。
 ラジオ受信機を持っていない「イマドキ」の人でも聞くことができるIPサイマルラジオが沈滞するラジオの活性化に繋がるツールであることは間違いありませんが、IPサイマルラジオの便利さばかり訴求していないでしょうか?私もradikoやらじる★.らじるは便利に使わせてもらってますが、ラジオの主はあくまで受信機による.聴取であり、もっと受信機による聴取を訴求すべきだと思うのです。radikoが始まるとき.だって建前は「都市部での難聴対策」であり、放送波を補完するものという位置づけでした。

 ぜひラジオ受信機を防災グッズとして捉えるのではなく、日常の生活で使う「日用品」として備えて頂きたいものです。AM/FM2バンドの電池式ラジオが、量販店へ行けばたかだか2000円程度で手に入ります。こんなに安い日用品でふだんは芸能人の飾らないトークや音楽やニュースが楽しめて、災害のときにも威力を発揮するのです。備えない手はないでしょう。

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