2008年で4回目の開催となったラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭を、場内の雰囲気を中心に振り返ってみます。
◆今年は地味め?
今年のテーマは「シューベルトとウィーン」でしたが、全体の雰囲気として過去3回に比べると地味目というか、おとなしめというか。盛り上がっているのですが何かこうドーンと派手な感じではなかったような気がします。天候のこともあったかもしれませんね。
◆天候がちょっと残念
その天候ですが、会期中はなんともすっきりせず時折雨まじりという感じが多くて、これまた過去にない感じでした。ラフォルジュルネというと陽射しのある地上広場で生ビール、なんてのが良い感じなのですが、気分的にちょっと残念だったかな。コンサートを聴くには天候は本来関係ないんですけどね。もっとも、テントを張ったりして雨対策はしっかりされていたので、地上広場は例年通りの人出でにぎわってました。お馴染みのネオ屋台村も大繁盛でした。この賑わいが「いかにもお祭り」といった感じでラフォルジュルネの魅力のひとつであります。
◆意外と並んでました
毎年気になるのが(私だけ?)地下ロビーのチケットブースの行列ですが、今年は思った以上に行列ができてることが多かったような感じです。時間帯によっては30分待ちだったり。肝心のチケットは、例年通り完売公演が多かったのですが、5000人収容のホールAも、昼間の公演は結構売り切れていました。
◆大盤振る舞い
昨年に続いて地上広場に設けられた「ミュージック・キオスク」では、完全無料のライブが概ね1時間おきに行われていたのですが、出演者が豪華!有料公演に出演するアーティストが多数登場して大いに盛り上がりました。チケットまたは半券がないと入場できない地下展示ホールのサービスプログラムでさえ基本的にはアマチュアの出演者だっただけに、大盤振る舞いといっていいのでは。
◆せわしない
今年は3日間で9公演を聴いてきたのですが、全般的に開演時間の遅れと終演時の余韻の無さが気になりました。要するに客入れに時間がかかってるということですかね。10分から15分ぐらい遅れて演奏が始まることが多っかったです。で、後ろの予定が詰まってるからでしょう、終演後のカーテンコールも、指揮者が一度下がっても、ほとんど溜めの時間なしですぐにステージに戻ってくる感じ。そしてだいたい3回戻ってくるとカーテンコールが続いていてもあっさり照明をつけてお終いにしてしまう、そんな感じでした。もう少し余裕のあるプログラム編成でもいいのではないかな、と思いました。
◆物販コーナーが有料エリアとは
去年は物販コーナーが地下ロビーにありましたが、今年その場所は地上デジタルラジオ&インターネットラジオOTTAVAのサテスタになっていて、物販コーナーはチケットまたは半券がないと入場できない地下展示ホールに設けられてました。ちなみにCD売場も同じ場所。よってチケットなしで雰囲気やミュージック・キオスクを楽しんだ方は、いわゆるグッズの購入チャンスがなかったことになります。それってどうなのかなあと思ってしまいました。まあどうでもいいことですが(笑)。
◆規模を追い求めなくても
主催者によると今年の動員数は周辺エリアも含めて100万人とのこと。昨年は106万人でした。ただ、なんというか、もう規模を追い求めることはしなくてもいいなじゃないかなあ。現状で十分すぎるほど大規模なイベントです。規模を求めるよりも、プログラム編成に余裕を持たせたりして、連休中にゆったりとクラシック音楽を楽しむといった方向に行ってもいいなじゃないかと思うのですが。もっとも祝祭感は大切な要素ですし、沢山公演があったほうが多くの人に聴いてもらえるチャンスも増えるのではあるのですが。。。
同時期に開催されたラフォルジュルネ金沢では、公演数が少ないにもかかわらず東京を上回るほどの熱気だった、というのですから、そのあたりがヒントになるのではと漠然と思ったりします。
とまあ雑感を綴りましたが、とにかく3日間楽しかったです。クラシックファンというわけではないけれど年に一度、こうした形でお祭り気分で気軽にクラシックを楽しめるというのはいいもんです。来年も楽しみにしています。
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