2018年9月22日 (土)

今年も楽しい猫森集会(Cプロ)

 東京・新宿の全労済ホールで毎年開催される谷山浩子さんのシリーズライブ「猫森集会2018」に今年も参加してきました。まだ期間はあるのですが過去形にしたのは、今年は都合で9月21日のCプログラム1つだけの参加になったもので。。

 Cプログラムは「オールリクエスト」。全ての曲が、客席のリクエストで決まります。出演は谷山さんをサポートするキーボード(シンセ)の石井AQさんの他に、ゲストプレイヤーで渡辺等さん。その場の即興演奏となる「オールリクエストに耐えられるプレイヤー」は限られていて、これまでは実績のあるヴァイオリンの斎藤ネコさんとかパーカッションの山口トモさんが担当していたところ、「この人なら出来るんじゃない?」ということで白羽の矢が立ったとのこと。担当は弦楽器でBSとかマンドリンとか。私は初見の方だったのですが、渡辺さんとても良かったです。ベース(コントラバス)の音が好きなこともあるのですが、ピアノとシンセにベースが入ると素敵。そして初見で譜面、場合によっては譜面すらない(歌詞カードにコードだけ書いてあるとか)状況でしっかり合わせてくるのです。マンドリンも良かったなあ。

 演奏曲目はこちら。(手抜き)
2018nekomori_c


 オールリクエストには珍しく(?)白系の曲が並びました。谷山さんというと黒系(=不条理系)の歌に大きな特徴があるので、ちょっと物足りない感じもしないでもなく(微笑)。でも初めて聴くライブだったらこのぐらいが聞きやすくて良いと思います。あ、アンコールはちょっと黒いかも、半黒? M11~13が久しぶりかつ譜面未整備などで苦戦したようで「どうすんだよこれ」なんて言ってましたが(微笑)ちゃんと完奏してました。

 例によって今年も私はリクエスト権は当たらず、10数年リクエスト曲として暖めている曲は今回もお蔵入り。でも.楽しかったです。


 例年、Cプログラムは2日あるのですが、今年は1日だけになってしまったのはちょっと淋しかったですね。来年は2日あるといいな。


 * * * *

 谷山さんと河合奈保子さんの縁と言えばアルバム「ハーフ・シャドウ」のB面(Sunny Side)5曲を谷山さんに提供して頂いていますが、そのアルバムのA面(Shady Side)の2曲「マーマレード・イヴニング」と「12月のオペラグラス」を作曲した小田裕一郎さんの訃報が届きました。マスコミで出回っている記事の見出しでは『「青い珊瑚礁」を作曲』となっていますが、私にとってはなんといっても先ほどの2曲です。アレンジも相まって奈保子さんの曲のなかではずば抜けておしゃれな感じで、.奈保子さんの魅力を引き出して下さったと思っています。ご冥福をお祈りします。

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2018年9月14日 (金)

「受信機」を日常の生活に

 先週は台風と地震が日本列島を襲い、大きな被害になってしまいました。
 それとともに、どちらも大規模な停電が発生し、直接の被害がなかったところでも停電で不自由な生活を余儀なくされるという事態になりました。
 そして、停電によりテレビジョンが見られなくなり何が起きているのか情報が得られなかったとか、スマートフォンでIPサイマルラジオを聞いて情報収集したがバッテリーの減りが気が気でなかった、なんていう話をネットでよく見かけました。

 そういう話を聞くにつけ、「なぜ電池で動くラジオ受信機を持ってなかったの」と思ってしまいます。

 もちろん、今回の停電で不便を強いられた方にはお見舞い申し上げますが、停電が起きたらテレビは役に立たないということは、過去の災害で何度も何度も繰り返されてきたことです。同じことが繰り返されるのは残念でなりません。

 私の想像ですが、結局のところ多くの人にとってラジオが「防災グッズ」になってしまっているのではないかと思います。「いつあるかもわからない災害の時にしか使わないグッズ」だから備えようとしない・・・そんな意識でいる方が多いのではと。

 ラジオ局にも問題があるように思います。
 ラジオ受信機を持っていない「イマドキ」の人でも聞くことができるIPサイマルラジオが沈滞するラジオの活性化に繋がるツールであることは間違いありませんが、IPサイマルラジオの便利さばかり訴求していないでしょうか?私もradikoやらじる★.らじるは便利に使わせてもらってますが、ラジオの主はあくまで受信機による.聴取であり、もっと受信機による聴取を訴求すべきだと思うのです。radikoが始まるとき.だって建前は「都市部での難聴対策」であり、放送波を補完するものという位置づけでした。

 ぜひラジオ受信機を防災グッズとして捉えるのではなく、日常の生活で使う「日用品」として備えて頂きたいものです。AM/FM2バンドの電池式ラジオが、量販店へ行けばたかだか2000円程度で手に入ります。こんなに安い日用品でふだんは芸能人の飾らないトークや音楽やニュースが楽しめて、災害のときにも威力を発揮するのです。備えない手はないでしょう。

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2018年9月 4日 (火)

「ラジオ深夜便」の河合奈保子特集

 本館に予告のお便りを頂いていましたが、9月2日深夜(3日2:00~)のNHKラジオ深夜便「ロマンチックコンサート」にて「80年代アイドルファイル・河合奈保子作品集」が予定どおり放送されました。ラジオ深夜便は災害情報や緊急の気象情報が入るとそちらが優先になりますので、まずは放送されて良かったです。

 曲目は番組HPに掲載されていますが、いずれ消えてしまうのでこちらにも記録しておきます。

 1.スマイル・フォー・ミー
 2.大きな森の小さなお家
 3.ラブレター
 4.夏のヒロイン
 5.けんかをやめて
 6.エスカレーション
 7.疑問符
 8.デビュー
 9.ハーフムーン・セレナーデ
 10.十六夜物語

 エピソードを添えた曲紹介をしつつ曲を次々に流すスタイルで全10曲は結構なボリュームでした。ラジオ深夜便の2時台とか3時台は久しく聞いていませんでしたが、以前は曲をそんなに詰め込まずトークを挟んでゆるゆると進行していた記憶がありますので、聞きながらちょっと驚いてしまいました。
 選曲はやや初期曲寄りでしたが、後期の自作曲が2曲入ったのは望外でした。この種の番組で自作曲までたどり着かないこともままあるので。欲を言えば中期の特徴である吠え系が物足りない感じですが、時間に限りがありますので贅沢は言えませんね。俯瞰してよくまとめていただいたと思います。

 この日のアンカーの徳田章さんはNHKでは芸能畑のアナですが、やはり奈保子さんとの直接の接点はなかった模様で曲紹介時のトークは事前に用意されたスクリプトを読み上げているようでした。「大きな森~」の曲後に「テレビのCMソングでよく聞いていたような・・」としゃべっていましたが、記憶違いですね(^^; 紅白歌合戦での歌唱曲についてはNHKらしくしっかりとフォロー。いっぽうで「ラブレター」は3ヶ月毎のリリースをほぼ崩さずにということを指摘しておきながらレッツゴーヤングのリハでの転落事故については触れずという(^^;
 「オリコン」という言葉は避けながら(NHKらしい・・)チャートの情報を結構入れてきたのは意外でした。「愛をください」から「十六夜物語」まで20曲連続トップ10入りとか。さらに「十六夜物語」では日本作曲大賞金賞を受賞し作曲家として認知された重要な作品とか、冒頭のプロフィール紹介で「ピアノもマンドリンも弾けて譜面も読める。自分で作詞作曲もしていたそうで制作側ではいずれシンガーソングライターに育てようという目論見もあった」とか他ではなかなか触れられないことも。どんな人がスクリプト書いたんだろう。。。

 NHKラジオ深夜便は派手さはありませんが、調査によれば全国で毎晩200万人が聴取しているという人気番組です。もちろん、6時間のうち一部分だけ聞いている方もカウントに入りますので2時台にどれだけ聞かれているかというのは別の話にはなりますが、現在の深夜放送では大きな影響力を持つ番組であることは確かです。加えて日曜深夜は民放ラジオはどこも放送休止ですので、ふだんNHKラジオを聞かない方がたまたま聞いていたという可能性も高いと思われます。そういう番組で取り上げて頂いたことで,多くの方に奈保子さんの歌・音楽の魅力が伝わったり思い出してくれたりしたら、と思います。

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2018年8月30日 (木)

「ひるのいこい」」が侮れない

 NHKラジオ第一の正午のニュースの後に放送されている「ひるのいこい」という番組があります。番組HPによると1952年放送開始という超長寿番組で、テーマ曲やBGMがいかにも古風な感じな上に読まれるお便りもスローテンポという、いかにも昔の放送協会の番組といった風情なのですが、ここで流れる曲は意外とポップスも多かったりレアな曲が流れたりで侮れないんですよね。

 で、8月27日の放送ではなんと、河合奈保子さんの「夏の日の恋」が流れています。この情報はファンサイト「尾崎亜美研究室」を運営している方のブログで知ったのですが、番組HPの聞き逃しサービスで聞いたらそれまでのゆったりした番組の流れの中で唐突にあのイントロが流れてきて、おおっと思いましたね。曲紹介は曲名と奈保子さんの名前だけで極めてシンプル。この曲なんだろうと思った方、多いでしょうねえ。なんせ「コントロール」のB面ですから、ファンぐらいしか知らないかと。

 番組HPによると、今週の選曲テーマは「夏の日の恋」の同名異曲集ということで、その中で奈保子さんが選ばれたよう。28日はザ・リリーズの「夏の日の恋」、29日は神田正輝さんの「夏の日の恋」が流れています。こういう切り口で構成するとは目の付け所が違いますね、

 ただご承知の通り、この曲は八神純子さんのカバー。なぜ本家ではなく奈保子さんのカバーバージョンを選曲したのか謎。。。いや、個人的には嬉しいんですけど、八神さんのファンが聞いていたら心がざわついただろうなあって。

 ということで、9月3日15:00までの期限つきですが番組HPで聞くことができますのでよろしければ→こちら
番組テイストと曲のギャップをお楽しみ下さい(微笑)

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2018年8月22日 (水)

マグカル版「バイトショウ-BEST盤」を観る

 先週末の8月19日は、マグカル・パフォーミングアーツ・アカデミーのミュージカル「バイトショウ-BEST盤-」を観てきました。
 マグカル~は神奈川県のミュージカル俳優育成プログラムで、私が近年贔屓にしている劇団扉座主宰の横内健介さんが塾長を、講師陣も扉座と深く関わりのある方々が務めています(詳細はこちら)。そんなわけで出演者はみなさん役者の卵ということになるわけですが、すでに4年活動していて初期メンバーのなかにはプロの舞台にも出演するまでに成長しています。6月に観た扉座公演「リボンの騎士」にも出身者が出演していてフライヤーも置かれていた縁で、今回初めて観劇しました。

 演目の「バイトショウ」は元々は扉座で2013年に上演されたもの。当時私も観ましたが、マグカル版にどのようにアレンジされているかという点も個人的には業務のあるところでした。

 会場は神奈川県青少年センター・紅葉坂ホール。この芝居ではなんと、観客は客席ではなくステージに通されます。バックステージなんて見ることないですから興味津々で袖を通り、ステージへ。回り舞台の上にしつらえたひな壇に客席が設置されていて、そこに座ります。そして、芝居の進行の中で客席が回るという趣向!一般的に演劇の場面転換は暗転で対応しますが、この公演では360度が舞台で客席を回すことによって場面転換をするんですね。役者はどこにいるかというと、ステージ上の回らない所とか客席とか。。この演出は今までにない感覚で面白かったです。

 扉座のバイトショウは、プロのシンガーを目ざす女性の半生記という形で綴られていましたが、本公演では役者・ダンサー・ミュージシャン・料理人など、様々なプロを目ざす若者の群像劇という形に再構成されていていて、若者がバイトに明け暮れつつ夢を追う姿をより普遍的に描いていました。扉座版で盛り込まれていたエピソードも結構出てきたので、「ああ、こんなシーン、あったあった」と思い出しながら楽しく観ていました。もちろん楽しいだけじゃないくて挫折の姿なども描かれていたり、大切な人との別れがあったりと泣きのポイントもあるのは扉座のお家芸そのまま。希望のある終わり方もそうですね。

 芝居のほうは現役の若手(笑)のエネルギッシュさが溢れるもので、芝居もダンスも歌もなかなかのもの。アカデミーのメンバーだけでこれだけものものが作り上げられるというのはすごいなあと。だって扉座版のときは客演でミュージカル俳優を入れてましたからネ(微笑)。演劇の目の肥えた人が評論家目線で観劇すれば気になるところはあるのかしれませんが、観て良かったと思える良い芝居でした。

 2016年から脚本を少しずつ変えて演じられているそうですが、来年もあるのかな。また観てみたいです。

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