今さらLFJ2025を振り返る(1)
「Memoires・音楽の時空旅行」をテーマに開催されたクラシック音楽フェス「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2025」の閉幕からもう2週間以上経ちましたが、今さら今年聴いたものを振り返りたいと思います。公演番号は公式サイトと照合いただければ。(例年通りの手抜き・・)
初日(5月3日)
◆公演114 パリ、ニューヨーク 2大都市を彩る華麗なブラス
これはシエナ・ウィンド・オーケストラの公演で、絶対楽しそうと思って切符を取りました。そしてやっぱり楽しかった!「オリエント急行」では汽車の音が聞こえてきました。ラストの「星条旗よ永遠なれ」はシエナお得意の聴衆参加型で、事前告知の上で楽器を持った方はシエナと一緒に演奏しましょうという趣向。5000人収容のホールAでしたが、楽器を持った聴衆がステージの上にこれでもかという程にどんどん乗ってすし詰め状態で演奏スタート。大迫力の演奏に客席も手拍子で参加して盛り上がりました。シエナの聴衆参加には私も過去、ホールCで「宝島」でパーカッションを持ってステージに乗ったことがあり、今回も検討したのですが吹奏楽版の「星条旗よ~」だとパーカッションが明確に入っているところがなく、断念(^^; それでも楽しかったです。
◆公演115 20世紀初頭のパリに集う才能の煌めき
このタイトルだと何のことやらな感じですが、ラヴェル、デュカス、ドビュッシーのプログラム。会場配布のオフィシャルガイドに5月3日の聴きどころとして紹介されていたので当日券で入りました。ラヴェルの「ツィガーヌ」は、こんな野趣あふれる曲がラヴェルにあったの?とちょっと驚き。ラヴェルといえばきらびやかで美しい音が特徴だと思ってましたが、会場配布のプログラムの解説を見たらロマ音楽を題材にしてるとのことで納得でした。ドビュッシーの「海-管弦楽のための3つの交響的素描」はドラマチックな構成で楽しめました。初日の締めとして良いプログラムでした。
ということで2日目に続きます。(たぶん)
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